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口腔・顔面の病気辞典

乳歯遺残(にゅうしいざん)

乳歯遺残(にゅうしいざん)とは 乳歯遺残とは生後7ヶ月を過ぎても乳歯が抜けずに残った状態をいいます。ただし、生え変わりの時期には個体差があるため、診断するためには切歯、犬歯、臼歯(奥歯)すべての歯の状況を見て、総合的に評価する必要があります...
口腔・顔面の病気辞典

歯が折れてしまったら?【歯科専門獣医師が解説】

折れやすい歯は? 犬や猫の歯が折れることを破折といいます。 犬の破折 猫の破折 折れるのは主に上あごの第四前臼歯(奥歯)、犬歯ですが、稀に下あごの第一後臼歯(奥歯)が折れる事もあります。 第四前臼歯は裂肉歯と言って肉食動物である犬が仕留めた...
口腔・顔面の病気辞典

猫の破折 折れやすい歯はどこ?

原因 まず、猫と犬では折れやすい歯に違いがあります。 猫は走り回ったり高所から落下したり、交通事故で顔面をぶつけた時に歯を折ってしまう事が多く、通常は犬歯が折れます。元気で走り回っている比較的若い年齢の子に猫の破折は多く見られます。 特に犬...
口腔・顔面の病気辞典

犬の破折 歯が折れる原因は?

原因 犬は硬いものを奥歯で噛むことで歯が折れます。 稀に、大型犬では石を中に入れた物や間違って石を投げてそれを口でキャッチして犬歯が折れたり、金属のケージを噛んで犬歯が削れて折れる事もあります。 犬の破折が多いのは上あごの第四前臼歯(奥歯)...
症例紹介・犬

歯肉弁根尖側移動術 歯周外科治療 Part2

歯周外科治療 part1 歯肉切除術 こちらからお読みください☝ 歯肉弁根尖側移動術ってなに? 今回のテーマは前回に引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 前回お話させていただいた主な歯周外科治療方法の中で、今回は 1.歯肉...
症例紹介・犬

歯肉切除術 歯周外科治療part1

歯周外科治療ってなに? 今回のテーマは歯周外科という事で少し難しい内容になります。 しかし、愛犬や愛猫の歯周病治療について考えるときにヒントになる事もあるかと思います。 まずは、下の写真をご覧ください。 写真を見て歯周病だとわかる方は沢山い...
症例紹介・犬

歯が短くなっている!【咬耗】

犬歯などほとんどの歯が短くなってしまっている症例 主訴 歯が削れているという主訴で来院されました。 所見 視診によってまず歯冠の高さが低くなっている事を確認します。 このことを咬耗(こうもう)といいます。 その後、探針(エキスプローラー)と...
症例紹介・犬

【悪性腫瘍】猫の扁平上皮癌①

猫ちゃんのお口にできたものは犬に比べ悪性腫瘍が多く、ある程度大きくならないと症状に出にくい事などをよくご理解いただきたいと思います。
症例紹介・犬

下顎口腔内メラノーマ(悪性黒色腫)

※注意!このブログ内には手術で切除した組織の写真があります。見られる方のみお読みください! ミニチュアダックス 17歳 主訴 他院で歯周病と診断されたが、左顎の腫れがどんどん悪化しているという事で、 セカンドオピニオンを希望 検査 注射針を...
症例紹介・犬

棘細胞性エナメル上皮腫①

※注意!このブログ内には手術で切除した組織の写真があります。見られる方のみお読みください! MIX犬 4歳  主訴 1週間前から口の中がただれているとことで来院されました。 右上顎犬歯と臼歯の間にできものを確認。 できものは臼歯を後ろに変位...
症例紹介・犬

乳歯が抜けない?【歯科専門獣医師が解説】

乳歯が抜けないことを乳歯遺残(にゅうしいざん)といいます。 症例①6カ月 ミニチュアシュナウザー 乳歯が抜けず残ってしまった症例をご紹介します。 上顎と下顎の犬歯が遺残しているのがわかります。 (細くて長いのが乳歯で上顎では左側、下顎では手...
症例紹介・犬

歯の色が変?犬の変色歯

犬の変色歯とは→変色歯 こちらを参考にしてください。 3歳 トイプードル 所見 歯周病の治療の為全身麻酔をかけて治療をし、下顎の歯に変色が認められ犬の変色歯と診断しました。 歯髄疾患が疑われたため、歯のレントゲンを撮影しました。 左から2番...
症例紹介・犬

受け口が当たり前?短頭種の噛み合わせ

短頭種の噛み合わせは受け口が普通? シーズー、フレンチブルドッグ、パグなどの短頭種が受け口な場合、異常だと思いますか? ※ 受け口 = 下の前歯が上の前歯より前に出ている状態 下の写真の様に上の前歯が下の前歯に少し覆いかぶさる様になっている...
口腔・顔面の病気辞典

先天性疾患【口蓋裂(こうがいれつ)】

口蓋裂(こうがいれつ)とは? 口蓋(こうがい)は口の天井部分(舌で触れる上の部分)を指し、鼻との境になる組織です。 口蓋は前後2つに分かれています。 手前の硬い部分を「硬口蓋」 奥の柔らかい部分を「軟口蓋」と呼びます。 その口蓋に穴が空いて...
口腔・顔面の病気辞典

噛み合わせは大丈夫猫の過蓋咬合

噛み合わせの確認はしましたか? 猫をお家に迎え入れたら、永久歯がしっかり生え揃う5ヵ月齢頃に、歯を観察してみましょう! 何故なら、診察していると、上の奥歯が下顎の歯肉を刺してしまっている子が多く見られます。 この猫の様に噛み合わせが深い状態...
症例紹介・犬

大型犬の歯周病治療

ボルゾイ 2歳 35kg オス ボルゾイは体高がすごい・・そして大きい・・ 歯科治療台からはみ出てます・・ しかし、いくら大きくても治療は一緒です。ただ、歯もとても大きいです! 全体的に歯石も付いてるし、歯ぐきも腫れているし、上の歯は1本だ...
症例紹介・犬

【吸収病巣】猫の歯周病

5歳 ミックス猫 主訴・所見 今回の症例の猫は歯石が付いてきて歯周病が気になるということで来院されました。 黄色や茶色い歯石が全体的に歯の表面に付いているのが確認されます。 そして、歯肉が赤く腫れている事から歯周病になっている事がわかります...
症例紹介・犬

歯が折れた!破折(Part1 抜髄編)

犬と猫の破折は原因が違う!? 犬も猫も歯が折れる事が比較的良くあります。 犬は硬いものを噛んで奥歯(第4前臼歯)が折れ、猫は落下など外傷によって上あごの犬歯が折れることがほとんどです。 そして、歯が折れて中の神経まで露出してしまうと、痛みが...
口腔・顔面の病気辞典

顔から膿がでたら、皮膚科?歯科?

歯周病で目の下から膿がでる? 今回のテーマは、比較的良く見かける症状でもある”目の下が腫れている”です。 これは、見た目で大体診断できます。 写真は右の頬が腫れて膿が出た10歳のトイプードルちゃんです。 一見、皮膚に問題があるのかと思います...
症例紹介・犬

子犬も注意が必要!歯周病

子犬の歯周病? 歯周病とは?→歯周病  歯周病は高齢の犬猫だけの病気ではありません。 若いから歯周病にはならない。・・・ではないんです! 若くても歯磨きをしないと歯周病になるという事をこれから犬猫を飼う方は理解してください。 状況次第では、...
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歯の色が変!【変色歯】

変色歯とは 診察していると「歯の色がおかしい」という主訴で来院されることがあります。 変色歯とは、下の写真の様な状況をいいます。 原因 歯の変色の原因は大きく分けて外因性のものと内因性のものに分ける事ができます。 犬は基本的にコーヒー、ワイ...