成犬の歯磨き1 歯ブラシの正しい使い方

犬と猫の歯みがき
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持ち方や力加減は?

優しく磨けるペングリップがおすすめです。

まずは飼い主さまの爪を磨くように当たる強さや動かし方を確認しながら練習してみましょう。

力加減は100~150gが目安です。

磨く強さは歯ブラシの硬さによっても多少前後しますが、優しく磨く意識を持つ事が大切です。

歯ブラシの毛先で歯の表面をこすって汚れを落としますので歯の面にまっすぐに当てて磨くことが基本となります。

強く押し付けては毛先の動きが悪く毛先が寝てしまう為歯の表面に当たらなくなってしまいます。優しすぎると歯垢は落ちにくくなってしまいます。この状況をイメージしながら磨いてみましょう。

キッチンスケールで歯ブラシの当てる圧を測ってみるとわかりやすいかもしれません。

人は歯磨きをした後に口をすすいで歯磨き粉、歯垢や食べかすなどを吐き出すことができますが、犬や猫では口がすすげないためジェルは付けずに歯ブラシをすすぎながらきれいに磨く事が大切です。

動かし方や目安の時間は?

犬にはむし歯にほとんどならない為、歯磨きの目的は歯周病予防ということになります。

歯周病予防で大事なのは歯と歯ぐき(歯肉)の境目を中心に磨く事ですので、歯に対して真っすぐ当てながら横に動かして磨くようにしましょう。(スクラッピング法)

毛先をポケットの中に少し入れながら磨く意識も持って磨きましょう。

何気なく磨いていると磨き残した歯垢がいつの間にか歯石になってしまいます。

縦に歯ブラシを動かして磨いたり、歯間ブラシを併用して磨くことを検討しましょう。

歯磨きをするのは時間ではなく、何回歯ブラシで歯を磨いたかで考えてください。

一か所につき10往復(20回)擦る事を目安に磨きましょう。

歯周病は口の中の細菌が溜まって歯垢という塊をつくります。

この歯垢が歯ぐきに炎症を起こす前にしっかり除去する事が大切です。

どの時間帯でもいいので1日1回丁寧に歯磨きをするようにしましょう。

完全にプラークを取り除くことが難しい場合や歯周病のリスクが高い子の歯磨きは1日2回歯磨きをする事をおすすめします。

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