乏色素性メラノーマ(悪性黒色腫)疑い

症例紹介・犬
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17歳 トイプードル 去勢雄

主訴

他院で歯科治療を行ったが、2か月経過した現在歯茎が腫れている部分があり、出血がみられたため当院に来院されました。

所見

肉眼では左上顎第四前臼歯と第一後臼歯(奥歯)の間に腫れている部分が確認できました。

乏色素性メラノーマ(悪性黒色腫)

悪性腫瘍の可能性を考慮して鎮静下にて採材することとなりました。

検査・治療

腫れている部分を採材し病理検査に提出した結果、未分化肉腫・乏色素性メラノーマ(悪性黒色腫)疑いと診断されました。

乏色素性メラノーマ(悪性黒色腫) 病理

全身麻酔下で腫瘍部分から1㎝のマージンを確保し切除しました。

乏色素性メラノーマ(悪性黒色腫) 治療後

左上顎第四前臼歯と第二後臼歯(奥歯)までの歯根を含む上顎骨を切除しました。

左下顎リンパ節の腫大は認められませんでしたが、転移の確認のため切除して病理検査に提出しました。

病理検査の結果リンパ節転移は認められませんでしたので、再発、転移のリスクは限りなく低く根治と考えられます。

経過

術後5日後、口を気にする様子もなく柔らかいごはんを食べられているとの事でした。2週間後にリンパ節の縫合部位の抜糸を行い治療終了となりました。

そして術後4か月後の検診では再発転移も認められず経過良好です。

手術から1年半後、19歳を迎え寿命を全うしました。

メラノーマについての詳しい解説はこちらを参考にしてください。

悪性腫瘍でも早期発見で治療できれば治療の選択肢も広がり、根治も望めます。

お口の中にできものを発見した場合は早めに病院を受診しましょう💡

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