ミックス猫 10歳 避妊雌
主訴
他院でインターキャットや抗生剤を試したが口の中の炎症が引かず痛みが続いているため当院に来院されました。
インターキャット…ネコカリシウイルス感染症に対する治療薬
所見
診察時、多くのよだれがでていて、口の奥の口峡部が赤く腫れており猫の口内炎を疑う状況でした。

口内炎は進行してしまうと抜歯治療が第一選択になります。
治療
全身麻酔下にて口内炎に対する歯科治療を行いました。
舌は上顎の犬歯が当たって裂傷ができていたので犬歯は抜歯しました。


奥歯は歯周炎が進行していた為すべての臼歯(奥歯)を抜歯しました。




この口内炎は歯周炎によって引き起こされたものと思われます。
今後は抜歯を行ったため口腔内の歯周炎が改善され口内炎も良化していくと考えられます。
経過
2週間後の検診ではまだ口峡部に少し炎症が残るものの術部には問題ありません。

3か月後の検診では口峡部の炎症もなくなり、よだれも減ったそうです。

手術から半年後、口峡部の炎症はなくなり口回りを気にしている様子も消失しました。


口内炎は猫に多く発生する疾患です。
猫の口内炎は人間のようにできものがぽつぽつと現れる口内炎と違い口の中で広範囲に炎症が広がります。
特に炎症がひどいとご飯を食べれなくなるほどの痛みが出てしまいます。
基礎疾患やウイルス感染によっても引き起こされるため若齢でも口内炎になる可能性はあります。
口内炎についてはこちらをご参考ください。
・口を気にする
・よだれが増える
・口の中が赤く腫れている
・硬いごはんやおやつを嫌がる
などの気になる症状がありましたらご相談ください。
他の猫の口内炎症例はこちら






