症例紹介・犬

歯を抜かずに治療!下顎犬歯の再生治療

犬 トイプードル 11歳 オス 主訴 口臭や歯のぐらつきがあり、ご飯が食べづらいという主訴で来院されました。 所見 診察時に残っている歯はそれほど多くありませんが、歯石はかなり蓄積している状況です。 歯周病はかなり進行していると考えられます...
口腔・顔面の病気辞典

腺癌(せんがん)について獣医師が解説

腺癌(せんがん)とは? 腺細胞とは体のさまざまな場所にあり、分泌機能の役割をしている細胞です。 腺細胞が腫瘍化したもので、良性腫瘍を腺腫といい、悪性腫瘍を腺癌(せんがん)といいます。 腺癌は隣接しているリンパ管や血管内へ簡単に侵入し、他の臓...
症例紹介・犬

犬の奥歯の再生治療(上顎第四前臼歯)

犬 ボーダーコリー 4歳 メス 主訴 トリミングサロンに行った際に歯石の付着を指摘され来院されました。 所見 両側の奥歯(上顎第四前臼歯)に歯石がかなり溜まっている状況でした。 それに加え、歯茎の退縮や変色が見られました。 自宅で歯磨きを行...
症例紹介・犬

乳歯の破折による抜歯治療

4か月 ゴールデンレトリバー オス 主訴 フェンスに乳歯がひっかかってしまい右上顎の奥歯が折れてしまったため当院に来院されました。 所見 診察時、右上顎臼歯の乳歯の破折が確認されました。 永久歯の萌出に障害が起こらないように乳歯抜歯を行うこ...
症例紹介・犬

犬も虫歯になるの?【虫歯(う蝕)】

13歳 オス ヨークシャーテリア 主訴 4年前にかかりつけの病院で歯科治療を行ったが、半年前に奥の歯に穴が開いていることに気付いた。 穴の状態が悪化してきているため当院に来院されました。 所見 診察時に左下顎第一後臼歯(奥歯)に裂溝が見られ...
症例紹介・犬

歯がなくても大丈夫?犬の全顎抜歯

9歳 ヨークシャーテリア 避妊雌 主訴 口臭があり、リンパが腫れているとかかりつけから言われ、歯周病が原因ではないかということで来院されました。 所見 残っている歯はそれほど多くはないですが、上顎の奥歯の歯茎の退縮が目立ち、切歯(前歯)の動...
症例紹介・犬

歯茎が真っ赤!犬の接触性口内炎

2歳 ミニチュアプードル 避妊雌 主訴 数日前から口臭があり、食欲が低下したため、かかりつけの病院で診察を受けたところ歯周病を指摘され、当院に来院されました。 所見 診察時、口の周りを触られることを極度に嫌がる様子が見られました。口腔内は上...
口腔・顔面の病気辞典

犬の歯周病について【歯科専門獣医師が解説】

歯周病は “歯の病気” ではなく “歯周組織の病気” 口の中には沢山の細菌がいます。 この細菌が歯の表面に付着して塊を作ったものを“歯垢(プラーク)”と呼ばれます。 これが原因となり歯茎(歯肉)に炎症を起こした状態を“歯肉炎”と呼びます。さ...
口腔・顔面の病気辞典

犬の虫歯について【歯科専門獣医師が解説】

虫歯って何? 人のむし歯と同様、主にミュータンス菌(Streptococcus mutans;ストレプトコッカス・ミュータンス) と言われる虫歯菌が歯の表面に付着して糖を栄養にして、酸を産生する事で歯を溶かし穴が開いた状態の事を言います。 ...
症例紹介・犬

犬のメラノーマ(悪性黒色腫)外科手術不適応症例

11歳 オス ミックス犬 主訴 歯磨きをしている時に口の中にできた腫瘍に気付いて来院されました。 所見 通常の診察ではちゃんと見れない為、鎮静剤を使用して口腔内をチェックしました。右下顎第一後臼歯(奥歯)の歯茎に盛り上がる腫瘍ができていまし...
症例紹介・犬

歯槽骨がない!上顎第四前臼歯再生治療

主訴 飼い主様は他院で働いている動物看護士でしたので、歯周病に罹患していることは十分理解した上で全身麻酔をかけての歯周病治療を目的に来院されました。 歯磨きはしていましたが最近になって口臭が気になるという事が主訴でした。 所見 まず全身麻酔...
口腔・顔面の病気辞典

口が臭い!犬と猫の口臭の原因と対策について解説

健康な犬と猫の口臭は無臭 遊んでいる時や、興奮してハァハァした時に息が臭いなと思った経験はありませんか?可愛い子からそんな臭いがした時に、飼い主さんはとてもショックに感じると思います。小さい頃はそんな事無かったのに…と思うのでは無いでしょう...
口腔内腫瘍

顔が腫れた!犬の悪性腫瘍【扁平上皮癌】

犬 ウェルシュコーギー 13歳 避妊雌 主訴 4か月前から歯磨きを嫌がるようになり、1か月前から右上顎の犬歯の付け根に血豆のようなできものができ、マズルも腫れたという主訴で来院されました。 所見 右鼻梁部の腫大が認められました。 犬歯の付け...
症例紹介・犬

歯を抜かずに治療!上顎犬歯再生治療

犬 トイプードル 7歳 雄 主訴 口臭が気になるという事で他院の診察を受け、歯周病と診断されました。しっかり治療をするのであれば歯科専門の動物病院で治療を受けた方がいいとお散歩友達から当院を紹介され来院しました。 所見 全体的に歯石の蓄積も...
症例紹介・犬

下顎切除!犬の下顎扁平上皮癌には注意

9歳1か月 去勢雄 MIX犬 12.5㎏  主訴 歯茎が腫れたということで他院からご紹介いただき来院されました。 所見・検査 見た目では左犬歯の歯茎から口唇まで広がるように腫瘍が存在していました。 触診するととても硬く下顎骨が腫れていました...
口腔・顔面の病気辞典

犬猫の口腔内腫瘍【歯科・口腔外科専門獣医師が解説】

腫瘍ができやすい場所の第4位が口の中 当院では歯科、口腔内の診察を専門的に行っているため、「口腔内腫瘍」を診断、治療する事が多くあります。 口腔内腫瘍は稀なものではなく部位別に見ると4番目に多い腫瘍です。 腫瘍が発生しやすい部位の順番は、1...
症例紹介・犬

歯を残したい!上顎切歯(前歯)再生治療

犬 トイプードル 7歳 避妊雌 主訴 約一年前から口臭がするようになったという主訴で来院されました。 所見 まず、口腔内の状況を確認したところ、全体的には少し歯石がついている程度でそれほど歯周病の進行は認められませんでした。 しかし、上顎の...
症例紹介・犬

ソファからの落下事故!両側下顎骨骨折 

ソファーから飛び降りたときに着地に失敗したのか、急に痛そうにしていたため、全身麻酔を2回にかけて骨折治療および歯周病治療をさせていただきました。
口腔・顔面の病気辞典

口の中のメラノーマ(悪性黒色腫)とは?【歯科・口腔外科専門獣医師が解説】

メラノーマ(悪性黒色腫)とは? メラノーマ(悪性黒色腫)は、色素(メラニン)をつくる細胞であるメラノサイトが癌化した腫瘍です。 ”黒色腫”の名前の通り、黒色や茶色の腫瘍が多いですが、まれに薄ピンクのものもあります。 悪性腫瘍をメラノーマ、良...
様々な検査と治療方法

歯周組織再生治療の適応と治療成績について

どの様な歯の状況でも再生治療が可能という事ではなく、むしろ適用範囲は限られており口腔内の状態がとても重要です。
気になるニュース・文献

無麻酔歯石除去で逮捕された事件を知っていますか?

獣医師以外が行う無麻酔歯石除去は違法? 2024年6月にこのような事件が発生しました。 獣医師でないのに犬の歯石を専用器具で除去したとして、京都府警は11日、ドッグカフェの女性経営者(51)を獣医師法違反の疑いで書類送検した。「犯罪行為だと...
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