ogikubotwinah

症例紹介・犬

目の下から膿!眼窩下膿瘍

11歳 トイプードル 主訴 左眼の下が腫れたを主訴として来院されました。 診察時には腫れは落ち着いていましたが、左目の下の皮膚には穴が開いて排膿していました。 口腔内の状況も悪いため歯周病によって目の下が腫れたものと診断されました。 確定診...
犬と猫の歯みがき

歯磨きの仕方【慣れさせる方法】

パート1では歯ブラシの使い方など基本的な内容を書きましたが、こちらではより実践的に歯磨きに慣れさせる方法について説明したいと思います。 歯周病予防で大切なのは歯磨きを毎日の習慣にする事! 人と同じで歯磨きは毎日やらないと磨き残した歯垢が歯石...
症例紹介・犬

重度歯周病で全顎抜歯!

13歳 ミニチュアダックスフンド 主訴 くしゃみ、鼻血が出るとの主訴でかかりつけの病院さまからご紹介いただき来院されました。 所見 すでに、上あごの犬歯には大きく歯石が溜まっており、明らかな歯肉の退縮を認められました。 診察時に見た目で分か...
症例紹介・犬

硬いものは注意!奥歯の破折

犬 ミックス 5歳  主訴 家で硬いものを噛んで歯が折れてしまったという事で来院されました。 所見 左上あごの一番大きな奥歯(第四前臼歯)がかなり縦に深く折れており、歯髄の部分が黒く変色していました。 治療 全身麻酔下にて、破折した歯を抜歯...
症例紹介・犬

口から出血!犬の口腔内メラノーマ(悪性黒色腫)

※閲覧注意(手術の写真が出てきますご了承の上お読みください) 8歳 ポメラニアン 主訴・所見 口臭がする、口から出血するという主訴で来院されました。 口の中を見てみると左の下あごの歯茎にかなり大きな腫瘍が認められました。 飼い主さまは全く気...
犬と猫の歯みがき

犬と猫の歯磨きはなぜ必要?

犬と猫の歯磨きはなぜ必要? 普段診察していると下のような質問をされる事があります。 ・昔は歯磨きなんてしてなかったのに必要なの?・犬猫だし口臭があって当然でしょ?・ご飯も食べれてるし痛くないよね? 飼い主さまが犬や猫と同じ状況になった事を想...
犬と猫の歯みがき

犬猫の歯磨きジェルの成分による違いはあるの?

歯磨きジェルの成分による違い 歯周病に効果があり、犬や猫が飲み込んでも安全性が高い成分は限られています。 まず、ジェルを選ぶ際にはどういう目的で作られたジェルなのか、成分名を見て何が入っているのかを確認する事が大切です。 特に、犬や猫では口...
症例紹介・犬

歯肉炎?猫のクリーニング治療

ついた歯石をそのままにしておくと、歯肉は炎症を起こし、顔が腫れてしまったり、中には歯の根っこが溶けて歯が勝手に抜けてしまう事もあります。 歯に痛みが出ると元気や食欲が低下する猫ちゃんもいます。 猫は犬に比べて口を触られるのが苦手なので、猫の...
症例紹介・犬

攻撃行動予防の歯科処置②

かかりつけの病院さまよりご紹介いただきました症例です。 4歳 オス ペルシャ猫 主訴 飼い主さまへの咬傷回避の為の犬歯抜歯の希望とのことで来院されました。 飼い主さまが攻撃行動を受け酷く咬まれて顔や手足から流血するほどの外傷を負ってしまうた...
犬と猫の歯みがき

正しい歯磨きジェルの選び方

おすすめはどんなもの? 歯磨きジェル、デンタルジェルと言われるものは数多く存在します。 その中でちゃんと効果があるものを選ぶことはとても難しいと思います。 ネットでの口コミが良いから、広告が派手で効果が高そうだから、ペットショップや動物病院...
症例紹介・犬

攻撃行動予防の歯科処置①

かかりつけの病院様からご紹介いただきました症例です。 4歳 オス ラグドール 主訴 日常生活でご家族への攻撃行動を示してしまうため、まずは咬まれたときに問題になる、攻撃行動予防として犬歯及び切歯(前歯)の全抜歯をご提案させていただきました。...
無麻酔歯石除去

無麻酔歯石除去④

こちらを先にお読みください💡 無麻酔歯石除去とは?①  無麻酔歯石除去の実際②  無麻酔歯石除去のリスク③ 以前に無麻酔歯石除去の経験があり、その後当院で歯科処置をした症例をご紹介します。 それぞれの特徴 症例①  表面の歯石を除去している...
症例紹介・犬

犬の歯列矯正(犬歯、槍状歯)

7カ月 ミニチュアシュナウザー 主訴 まだ乳歯も残っているような状況でかかりつけ様からご紹介いただきました。 所見 左の上あごの犬歯が正常な位置から前に移動している状態でした。 いわゆる不正咬合と言われ歯並びが悪い状態になります。 この状況...
口腔・顔面の病気辞典

口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろう)

口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろう)とは? 口腔鼻腔ろうとは上あごの歯に重度の歯周病がおこり歯周ポケット内の細菌が鼻の中まで入り込んでくしゃみや鼻から膿が出るような感染症に進行した状態を指します。 この病気は小型犬の中に多くみられます。 特にミ...
口腔・顔面の病気辞典

エプリス(周辺性歯原性線維腫)ってなに?

口腔内にできる良性腫瘍の一種で、犬では多くみられます。 どの犬種でも起こり得ますが、特にシニア犬で多く認められます。 エプリスは歯根を支える歯周靭帯から発生します。見た目は正常な歯肉が一部盛り上がって塊を形成しているように見えます。エプリス...
口腔・顔面の病気辞典

軟口蓋過長症ってなに?

軟口蓋(なんこうがい)とは? 軟口蓋とは、口腔の上側の硬い天井部分以降の、奥に続く柔らかい部分です。 その軟口蓋が、正常よりも長いことを、軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)といいます。 軟口蓋が長いと、空気の通り道を狭くして、呼吸に...
無麻酔歯石除去

無麻酔歯石除去のリスク③

①と②を先にお読みください。 無麻酔歯石除去とは?①  無麻酔歯石除去の実際② 無麻酔歯石除去に伴う事故 無麻酔歯石除去によるトラブルも多くあります。 その中でも訴訟に発展するケースは稀でほとんどが飼い主の泣き寝入りになっているのが現状です...
症例紹介・犬

軽度歯周病!犬のクリーニング

当院では多く抜歯をしなければならない重度の歯周病の犬もいれば 抜歯なしでクリーニングのみの犬もいます。 今回は当院クリーニングをした2症例を紹介いたします。 ① 5歳 トイプードル  主訴 最近口臭が気になり、口の中を見た所歯石が多く付いて...
犬と猫の歯みがき

自宅で歯磨き!歯ブラシの選び方

犬猫用歯ブラシと言っても、大きさ、毛の密度、形状など様々なものがあります。 その中でもどのような目的で作られているのかを理解して選ぶことが大切です! 歯ブラシを選ぶときのポイント まずは、歯ブラシのヘッドの大きさです。 ヘッドの大きさが小さ...
口腔・顔面の病気辞典

挺出(ていしゅつ)ってなに?

挺出ってどんな状態? 高齢の猫では歯が前に突き出て口が閉じれなくなってしまうことがあります。 この状態を挺出(ていしゅつ)と呼びます。 この疾患は犬で見られることはなく、性別や品種は関係なく猫だけに認められます。 上顎犬歯に多く、下顎犬歯に...
歯周病

全顎抜歯!猫の歯周病治療 

当院は犬はもちろんのこと猫ちゃんの歯科治療の症例も多くあります。 この記事では猫ちゃんで比較的よく遭遇するお口の異常に対して行った治療をご紹介します。 ① 9歳 ミックス猫 全抜歯 【主訴】 口臭が強い 口を触られるのを嫌がる 歯が欠けてい...