下顎骨骨折(切断のケース)

症例紹介・犬
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犬 トイプードル 9歳

主訴

2週間前に階段から転落し際に顎を骨折して来院しました。

所見

レントゲン検査で下あごの両側は骨折してることがわかりました。

下顎骨骨折 犬 レントゲン

両側とも重度歯周病を罹患していたところに、大きな衝撃がかかり骨折したと考えられます。

治療

飼い主さまに骨折の治療として、骨折の治療をするか、切断をするかどちらかを選んでいただきました。

骨折の治療は治療期間が2~3か月間、エリザベスカラーを着用、麻酔回数が複数回になる事、費用が高くなる事、元々歯周病で顎の骨量が少なくなっている中での治療のため癒合不全を起こす可能性も否定できない事をお伝えしたところ、飼い主様は下顎の切断を選択されました。

全身麻酔をかけ、歯科レントゲンで切除範囲を決定し、切除しました。

下顎骨骨折 犬 レントゲン
下顎骨骨折 犬 経過
経過

術後3日、10日と検診をさせていただきましたが、術部は問題はありませんでした。

自力採食も可能で、経過良好の為、検診を終了しています。

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