歯磨きの心構え
犬には歯磨きの仕方を教えるのではなく歯磨きをしている間は大人しくしていてもらう事を伝える工夫をしましょう。
そして、歯磨きをしている間大人しくしてくれている時には協力してくれてありがとうという気持ちで優しく接することが大切です。
歯周病予防は5年、10年と続けていくものです。
たった数日練習しただけで諦めないようにしましょう。
毎日少しずつ練習して「昨日より今日」「今日より明日」という成長の積み重ねが成功の秘訣となります。
ステップアップするための手順
- 集中できる環境づくり
犬としっかりコミュニケーションを取るために静かで落ち着いた場所で行いましょう。
多頭飼いの場合は気が散らないような空間づくりも必要です。
2.愛犬のレベルを確認
手順を1つずつ確認しながらどこまで受け入れてくれるか確認しましょう。
3.苦手な手順から練習開始
ちゃんとできる手順の練習は不要です。怪しいところの練習をしましょう。
4.怪しいところの練習方法
慣れさせるために“時間”と“強度”を徐々に上げていきましょう。
“時間”=最初は短時間で、あれっ?もう終わり?くらいの時間から始めましょう。
“強度”=歯ブラシも比較的柔らかめのものを選ぶ。
触ったかどうかもわからない位さりげなく歯ブラシを歯に当てるところから始めましょう。
5.「良い子」「 ダメ!」「マテ」をはっきり伝える
犬はしゃべりかけても言葉は伝わりません。
大人しくできた時には優しく「良い子」と褒め、動いたり嫌がったら「ダメ!」と強く叱る。
動きやすいタイミングではあらかじめ「マテ」と声をかけて自制を促しましょう。
6.終わったら「よし!」と伝え解放してあげる
歯磨きの始めも終わりも飼い主が決める事でリーダーシップを取ることができます。
終わったらよく褒めてご褒美をあげてください。
歯磨きが終わったらオヤツをあげましょう
人とは異なり虫歯がほとんどない犬では歯磨きの後におやつを与えても問題ありません。
歯周病の原因は口の中にいる常在菌(細菌)ですので、毎日どの時間でもいいので溜まってきた歯垢(細菌の塊)を歯ブラシで除去できれば歯周病の予防ができます。
愛犬のモチベーションを保つために上手にご褒美を使いましょう。
オヤツの形状はどんなものでも構いませんがウエットフードなど口の中に食べカスが残るようなものは控えましょう。
小さく呑み込める大きさにちぎったジャーキーなどもお勧めです。
歯磨きガムであれば磨き残した歯垢を除去する事もできるかもしれません。
歯磨きの実践編はこちら★