人間用のものではなく犬用に作られたおもちゃを与えることが大切です。
なぜなら、小さすぎるものは、遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまう可能性があり、のどや消化管に詰まると大変危険です。
犬の年齢、体の大きさに適切なサイズのおもちゃを選びましょう。
犬の噛む力はとっても強く、小型犬でさえ人間の約2倍の強さと言われています。
中型犬、大型犬になれば当然その力も大きくなるので注意が必要です。
おすすめの素材は?
・布製おもちゃ
ぬいぐるみ、ボール、噛むと音が鳴るもの
素材が柔らかいので歯が折れる心配もなく、パピーの時期から使用できます。
子犬の場合は歯の生え変わる時期のむず痒さで噛みたい欲求が高くなります。
・コットン製ロープ状おもちゃ
耐久性◎
天然のコットンなどを編み込んでいて繊維構造が複雑になっているので、ロープを何度も噛むことによってコットン繊維と歯がこすれ、歯垢除去の手助けをします。
・天然ゴム
ボール型、骨型、中におやつを詰められるもの
知育のおもちゃは遊びながら少しずつ中に入っているおやつを食べるので、留守番のトレーニングや集中させたいときに最適です。
・デンタルおもちゃ
歯磨きの補助
硬いデンタルおもちゃもありますが、柔らかくハサミで切れるくらいの硬さにしましょう。
デンタルおもちゃはあくまで歯磨きの補助的な役割です。
中には、噛んだり追いかけたりしているうちに、誤飲してしまうことがあります。
壊れかけていたり、ワンちゃんが興奮しすぎている場合は、すぐにストップの合図を出せるように、目を離さず安全に遊びましょう。
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