歯を残したい

症例紹介・犬

歯槽骨がない!上顎第四前臼歯再生治療

主訴 飼い主様は他院で働いている動物看護士でしたので、歯周病に罹患していることは十分理解した上で全身麻酔をかけての歯周病治療を目的に来院されました。 歯磨きはしていましたが最近になって口臭が気になるという事が主訴でした。 所見 まず全身麻酔...
症例紹介・犬

歯を抜かずに治療!上顎犬歯再生治療

犬 トイプードル 7歳 雄 主訴 口臭が気になるという事で他院の診察を受け、歯周病と診断されました。しっかり治療をするのであれば歯科専門の動物病院で治療を受けた方がいいとお散歩友達から当院を紹介され来院しました。 所見 全体的に歯石の蓄積も...
症例紹介・犬

歯を残したい!上顎切歯(前歯)再生治療

犬 トイプードル 7歳 避妊雌 主訴 約一年前から口臭がするようになったという主訴で来院されました。 所見 まず、口腔内の状況を確認したところ、全体的には少し歯石がついている程度でそれほど歯周病の進行は認められませんでした。 しかし、上顎の...
様々な検査と治療方法

歯周組織再生治療の適応と治療成績について

どの様な歯の状況でも再生治療が可能という事ではなく、むしろ適用範囲は限られており口腔内の状態がとても重要です。
気になるニュース・文献

無麻酔歯石除去で逮捕された事件を知っていますか?

獣医師以外が行う無麻酔歯石除去は違法? 2024年6月にこのような事件が発生しました。 獣医師でないのに犬の歯石を専用器具で除去したとして、京都府警は11日、ドッグカフェの女性経営者(51)を獣医師法違反の疑いで書類送検した。「犯罪行為だと...
犬と猫の歯みがき

効果がある歯みがきガムの選び方とは?

デンタルケアグッズの中でも犬や猫が喜んで取り組みやすいのがデンタルガムです。 今では様々な種類のデンタルガムが販売されていますが、どれを使っても同じ効果が得られるとは限りません。 今回はまず、歯磨きガムの効果と選び方について説明していきます...
犬と猫の歯みがき

歯磨きシートの使い方【歯科専門獣医師が解説】

歯磨きグッズのなかで比較的使いやすいのが歯磨きシートです。 歯ブラシを持たなくてもいいため、犬や猫の警戒心を減らすことができます。 指先の感覚で歯を触りながら擦る事で汚れを落としていきます。 工夫された歯磨きシートには歯垢を絡め取りやすく設...
歯周病

1歳でも歯周病?猫の若年性歯周炎

猫 ミックス 1歳 主訴 犬歯、臼歯(奥歯)の歯周炎を主訴として来院されました。 所見 診察時は、下あごの犬歯を除くすべての歯で重度の歯茎の炎症が認められ、下あごの切歯(前歯)は歯周病によって全て抜け落ちていました。 歯科レントゲンでは下あ...
症例紹介・犬

硬いものは注意!奥歯の破折

犬 ミックス 5歳  主訴 家で硬いものを噛んで歯が折れてしまったという事で来院されました。 所見 左上あごの一番大きな奥歯(第四前臼歯)がかなり縦に深く折れており、歯髄の部分が黒く変色していました。 治療 全身麻酔下にて、破折した歯を抜歯...
犬と猫の歯みがき

犬と猫の歯磨きはなぜ必要?

犬と猫の歯磨きはなぜ必要? 普段診察していると下のような質問をされる事があります。 ・昔は歯磨きなんてしてなかったのに必要なの?・犬猫だし口臭があって当然でしょ?・ご飯も食べれてるし痛くないよね? 飼い主さまが犬や猫と同じ状況になった事を想...
犬と猫の歯みがき

犬猫の歯磨きジェルの成分による違いはあるの?

歯磨きジェルの成分による違い 歯周病に効果があり、犬や猫が飲み込んでも安全性が高い成分は限られています。 まず、ジェルを選ぶ際にはどういう目的で作られたジェルなのか、成分名を見て何が入っているのかを確認する事が大切です。 特に、犬や猫では口...
歯周病

歯肉炎?猫のクリーニング治療

ついた歯石をそのままにしておくと、歯肉は炎症を起こし、顔が腫れてしまったり、中には歯の根っこが溶けて歯が勝手に抜けてしまう事もあります。 歯に痛みが出ると元気や食欲が低下する猫ちゃんもいます。 猫は犬に比べて口を触られるのが苦手なので、猫の...
犬と猫の歯みがき

正しい歯磨きジェルの選び方

おすすめはどんなもの? 歯磨きジェル、デンタルジェルと言われるものは数多く存在します。 その中でちゃんと効果があるものを選ぶことはとても難しいと思います。 ネットでの口コミが良いから、広告が派手で効果が高そうだから、ペットショップや動物病院...
症例紹介・犬

軽度歯周病!犬のクリーニング

当院では多く抜歯をしなければならない重度の歯周病の犬もいれば 抜歯なしでクリーニングのみの犬もいます。 今回は当院クリーニングをした2症例を紹介いたします。 ① 5歳 トイプードル  主訴 最近口臭が気になり、口の中を見た所歯石が多く付いて...
犬と猫の歯みがき

自宅で歯磨き!歯ブラシの選び方

犬猫用歯ブラシと言っても、大きさ、毛の密度、形状など様々なものがあります。 その中でもどのような目的で作られているのかを理解して選ぶことが大切です! 歯ブラシを選ぶときのポイント まずは、歯ブラシのヘッドの大きさです。 ヘッドの大きさが小さ...
歯周病

全顎抜歯!猫の歯周病治療 

当院は犬はもちろんのこと猫ちゃんの歯科治療の症例も多くあります。 この記事では猫ちゃんで比較的よく遭遇するお口の異常に対して行った治療をご紹介します。 ① 9歳 ミックス猫 全抜歯 【主訴】 口臭が強い 口を触られるのを嫌がる 歯が欠けてい...
無麻酔歯石除去

無麻酔歯石除去の実際②

無麻酔歯石除去①からお読みください。 無麻酔歯石除去とは?① 実際の様子 インターネットで「無麻酔 歯石除去 犬」と調べてみていただくと沢山の動画が出てきます。 以下、検索結果↓ 無麻酔 歯石除去 犬 - Google 検索 実際に行ってい...
無麻酔歯石除去

危険!無麻酔歯石除去とはどんな処置?

無麻酔歯石除去とは? 人が歯医者さんで歯石を取ったり歯周病治療をする事が当然です。 犬猫も動物病院で同様の処置を行う事が一般的です。 ただ、人と異なり自分の意志で口を開けて大人しくしていることが難しいです。 犬猫では安全かつ確実に処置を行う...
口腔・顔面の病気辞典

口腔内腫瘍症例写真(犬)

当院での実際の口腔内腫瘍症例写真がこちらになります。 〇メラノーマ(悪性黒色腫) メラノーマについて詳しくはこちら 〇扁平上皮癌 扁平上皮癌について詳しくはこちら 〇線維肉腫 〇棘細胞性エナメル上皮腫 〇歯原性線維腫(エプリス) 写真と似た...
口腔・顔面の病気辞典

犬の口腔内にできる腫瘍TOP3

犬の死因第1位である“がん” その中でも口腔内腫瘍は発生部位としては4番目に多い部位であり、犬では全腫瘍の6%を占めます。 口の中のしこりが見つけるだけでなく、口臭が強い、口から出血する、ご飯やお水がうまく飲めない、食欲が低下しているといっ...
口腔・顔面の病気辞典

歯周病の続発症【歯科専門獣医師が解説】

歯周病の続発症とは? 歯周病は口の中にいる細菌が歯を支える歯周組織に炎症を起こす細菌感染症です。 この細菌感染症が重度に進行すると下記のような病気につながります。 内歯瘻(ないしろう) 深い歯周ポケット内の膿が口腔内の粘膜から排出している状...