様々な検査と治療方法 犬猫の歯周組織再生治療の適応と治療成績について どの様な歯の状況でも再生治療が可能という事ではなく、むしろ適用範囲は限られており口腔内の状態がとても重要です。 様々な検査と治療方法
無麻酔歯石除去 無麻酔歯石除去で逮捕 獣医師以外が行う無麻酔歯石除去は違法? 2024年6月にこのような事件が発生しました。 獣医師でないのに犬の歯石を専用器具で除去したとして、京都府警は11日、ドッグカフェの女性経営者(51)を獣医師法違反の疑いで書類送検した。「犯罪行為だと... 無麻酔歯石除去気になるニュース・文献
症例紹介・犬 犬の再生治療 歯肉欠損 犬 ミニチュアダックスフンド 9歳 去勢雄 主訴 ・無料の歯科検診で以前歯周病を指摘された・鼻汁や歯磨き後にくしゃみがでる・なるべく歯を残したい とのことで当院に来院されました。 所見 ・上顎切歯の歯肉の退行が見られたが、動揺はない・歯周病... 症例紹介・犬歯内治療
犬と猫の歯みがき 歯みがきガムの選び方 おすすめは? 歯みがき効果は? 犬猫にとって歯磨きガムは美味しく食べれて歯磨き効果も期待できるとても嬉しいおやつです。 歯磨きの効果はあるの?と質問される事が多くあります。それに対しての答えは「YES」です。ただし、与える物の選び方や与え方に工夫が必要で... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき 歯磨きシートの使い方 歯磨きグッズのなかで比較的使いやすいのが歯磨きシート。 歯ブラシを持たなくてもいいため、犬や猫の警戒心を減らすことができます。 指先の感覚で歯を触りながら擦る事で汚れを落としていきます。 工夫された歯磨きシートには歯垢を絡め取りやすく設計さ... 犬と猫の歯みがき
歯周病 猫の若年性歯周炎 猫 ミックス 1歳 主訴 犬歯、臼歯の歯肉炎を主訴として来院されました。 所見 診察時は、下あごの犬歯を除くすべての歯で重度の歯肉の炎症が認められ、下あごの切歯は歯周病によって全て抜け落ちていました。 歯科レントゲンでは下あごの第一前臼歯、... 歯周病症例紹介・犬
破折 破折 犬 ミックス 5歳 主訴 家で硬いものを噛んで折れてしまったという事で来院されました。 所見 左上あごの一番大きな奥歯(第四前臼歯)がかなり縦に深く折れており、歯髄の部分が黒く変色していました。 手術 全身麻酔下で抜歯いたしました。 年齢... 破折症例紹介・犬
犬と猫の歯みがき 犬と猫の歯磨きはなぜ必要? 犬と猫の歯磨きはなぜ必要? 普段診察していると下のような質問をされる事があります。 ・昔は歯磨きなんてしてなかったのに必要なの?・犬猫だし口臭があって当然でしょ?・ご飯も食べれてるし痛くないよね? 飼い主さまが犬や猫と同じ状況になった事を想... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき 歯磨きジェルの成分による違い 歯磨きジェルの成分による違い 歯周病に効果があり、犬や猫が飲み込んでも安全性が高い成分は限られています。 なので、ジェルを選ぶ際にはどういう目的で作られたジェルなのか、成分名を見て何が入っているのかを確認する事が大切です。 特に、犬や猫では... 犬と猫の歯みがき
歯周病 猫のクリーニング ついた歯石をそのままにしておくと、歯肉は炎症を起こし、顔が腫れてしまったり、中には歯の根っこが溶けて歯が勝手に抜けてしまう事もあります。 歯に痛みが出ると元気や食欲が低下する猫ちゃんもいます。 猫はわんちゃんに比べて口を触られるのが苦手なの... 歯周病症例紹介・犬
犬と猫の歯みがき おすすめの歯磨きジェルは? 歯磨きジェル、デンタルジェルと言われるものは数多く存在します。 その中でちゃんと効果があるものを選ぶことはとても難しいと思います。 ネットでの口コミが良いから、広告が派手で効果が高そうだから、ペットショップや動物病院でお勧めされて、など情報... 犬と猫の歯みがき
症例紹介・犬 犬のクリーニング 当院では多く抜歯をしなければならない重度の歯周病のわんちゃんもいれば 抜歯なしでクリーニングのみのわんちゃんもいます。 今回は当院クリーニングをした2症例を紹介いたします。 ① 5歳 トイプードル 主訴 最近口臭が気になり、口の中を見た所... 症例紹介・犬歯周病
犬と猫の歯みがき 歯ブラシの選び方 歯ブラシを選ぶときのポイント まずは、歯ブラシのヘッドの大きさです。 ヘッドの大きさが小さい方が細かいところを丁寧に磨けます。 例えばヘッドが大きいと頬っぺたも邪魔して奥の方まで届きませんし、下の歯の裏側を磨くときにもヘッドが大きいと舌が邪... 犬と猫の歯みがき
歯周病 猫の歯周病 当院は犬はもちろんのこと猫ちゃんの歯科治療の症例も多くあります。 この記事では猫ちゃんで比較的よく遭遇するお口の異常に対して行った治療をご紹介します。 猫も犬も歯石が沢山付いていて歯肉の炎症が強いような症例では特に全身麻酔をかけての治療とな... 歯周病症例紹介・犬
無麻酔歯石除去 無麻酔歯石除去の実際② 無麻酔歯石除去①からお読みください。 無麻酔歯石除去とは?① 実際の様子 インターネットで「無麻酔 歯石除去 犬」と調べてみていただくと沢山の動画が出てきます。 以下、検索結果↓ 無麻酔 歯石除去 犬 - Google 検索 実際に行ってい... 無麻酔歯石除去
無麻酔歯石除去 無麻酔歯石除去とは?① これはあくまでも動物の歯科医療の理想を追求している者の個人的な見解になります。 ご了承の上お読みください。 ご覧になっている方も僕も犬猫が大好きでより良い生活をさせてあげたいという気持ちは一緒だからこそ無麻酔歯石除去について考え悩んでいるの... 無麻酔歯石除去
口腔・顔面の病気辞典 口腔内腫瘍症例写真(犬) 犬の実際の口腔内腫瘍症例写真がこちらになります。 〇悪性メラノーマ 〇扁平上皮癌 〇線維肉腫 〇棘細胞性エナメル上皮腫 〇歯原性線維腫(エプリス) こちらも参考にしてみてください。 犬の口腔内にできる腫瘍TOP3 犬と猫にできる口の中の腫瘍... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 犬の口腔内にできる腫瘍TOP3 犬の死因第1位である“がん” その中でも口腔内腫瘍は発生部位としては4番目に多い部位であり、犬では全腫瘍の6%を占めます。 口の中のしこりが見つけるだけでなく、口臭が強い、口から出血する、ご飯やお水がうまく飲めない、食欲が低下しているといっ... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 歯周病の続発症 歯周病は口の中にいる細菌が歯を支える歯周組織に炎症を起こす細菌感染症です。 この細菌感染症が重度に進行すると下記のような病気につながります。 内歯瘻(ないしろう) 深い歯周ポケット内の膿が口腔内の粘膜から排出している状態。口臭が強くなりま... 口腔・顔面の病気辞典
犬と猫の歯みがき 絶対に与えてはいけないオモチャとオヤツ NGなオモチャ? 実は、ペットショップやペットグッズ売り場には歯にとって良くないものが売られていることをご存知ですか? それは「硬いオモチャやオヤツ」です。 代表的なものを下記に挙げますが、そもそも普通に考えて、愛玩犬に分類されているプード... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき 正しいおもちゃの選び方 人間用のものではなく犬用に作られたおもちゃを与えることが大切です。 なぜなら、小さすぎるものは、遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまう可能性があり、のどや消化管に詰まると大変危険です。 犬の年齢、体の大きさに適切なサイズのおもちゃを選びまし... 犬と猫の歯みがき
口腔・顔面の病気辞典 虫歯 猫では論文上、虫歯の報告はなく虫歯にならないと考えられています。 犬では虫歯の症例が稀に見られます。犬において”虫歯”になりにくい理由は以下のように考えられています。 〇歯が尖った形状をしている為、歯の表面に虫歯菌が付着しにくい 〇唾液に含... 口腔・顔面の病気辞典
破折 破折(断髄編) 歯が折れたことにいつ気付く? 破折に飼い主様が気付くタイミングは、 ・さっきおもちゃで遊んでいたら欠けた・おもちゃを噛んでいて嫌な音がした・口をぶつけて歯の欠片が落ちた・毎日歯磨きをしているのですぐに異常に気付いた などと、受傷後すぐに気づ... 破折症例紹介・犬
口腔・顔面の病気辞典 口内炎(こうないえん) 口内炎とは 猫の口内炎は現在、「歯肉口内炎」や「尾側口内炎」(Feline Gingivostomatisis)と定義される猫ちゃん特有の病気であり、QOLを著しく低下させる代表的な疾患です。 この疾患は歯周病で起こる歯肉や歯槽粘膜の炎症に... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 歯が折れてしまったら? 折れやすい歯は? 犬や猫の歯が折れることを破折といいます。 破折とは? 折れるのは主に上あごの第四前臼歯、犬歯ですが、稀に下あごの第一後臼歯が折れる事もあります。 第四前臼歯は裂肉歯と言って肉食動物である犬が仕留めた獲物の肉を飲み込める大き... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 猫の破折(はせつ) 原因 猫と犬では折れやすい歯に違いがあります。 猫は走り回ったり高所から落下したり、交通事故で顔面をぶつけた時に歯を折ってしまう事が多く、通常は犬歯が折れます。元気で走り回っている比較的若い年齢の子に多く見られます。 特に犬歯が折れやすいの... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 犬の破折(はせつ) 原因 犬は硬いものを奥歯で噛むことで歯が折れます。 稀に、大型犬では石を中に入れた物や間違って石を投げてそれを口でキャッチして犬歯が折れたり、金属のケージを噛んで犬歯が削れて折れる事もあります。 折れるのは主に上あごの第四前臼歯です。 症状... 口腔・顔面の病気辞典
症例紹介・犬 棘細胞性エナメル上皮腫① ※注意!このブログ内には手術で切除した組織の写真があります。見られる方のみお読みください! MIX犬 4歳 主訴 1週間前から口の中がただれているとことで来院されました。 右上顎犬歯と臼歯の間にできものを確認。 できものは臼歯を後ろに変位... 症例紹介・犬口腔内腫瘍
症例紹介・犬 歯が折れた!破折(Part1 抜髄編) 犬と猫の破折は原因が違う!? 犬もネ猫も歯が折れる事が比較的良くあります。 ワンちゃんは硬いものを噛んで奥歯(第4前臼歯)が折れ、ネコちゃんは落下など外傷によって上あごの犬歯が折れることがほとんどです。 そして、歯が折れて中の神経まで露出し... 症例紹介・犬破折
口腔・顔面の病気辞典 変色歯 変色歯とは 診察していると「歯の色がおかしい」という主訴で来院されることがあります。 変色歯とは、下の写真の様な状況をいいます。 原因 歯の変色の原因は大きく分けて外因性のものと内因性のものに分ける事ができます。 犬は基本的にコーヒー、ワイ... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 犬猫の歯周病 歯周病とは 歯周病は、口の中にいる細菌が繁殖する事で歯を支える歯周組織に炎症が起こっている状態です。 歯肉の炎症だけの歯肉炎と歯槽骨まで破壊が進行した歯周炎に区別されます。 下図の一番左(健康な歯肉)の絵以外を全て含めて歯周病と言います。 ... 口腔・顔面の病気辞典