歯ブラシの選び方

犬と猫の歯みがき
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犬猫用歯ブラシと言っても、大きさ、毛の密度、形状など様々なものがあります。

その中でもどのような目的で作られているのかを理解して選ぶことが大切です!

歯ブラシを選ぶときのポイント

まずは、歯ブラシのヘッドの大きさです。

ヘッドの大きさが小さい方が細かいところを丁寧に磨けます。

例えばヘッドが大きいと頬っぺたも邪魔して奥の方まで届きませんし、下の歯の裏側を磨くときにもヘッドが大きいと舌が邪魔になるからです。

このライオンの歯ブラシは、ヘッドが小さいので小型犬や猫に適しています。

その個体の犬種や猫種、身体の大きさによっても歯の大きさが変わりますので適したサイズのモノを選ぶ必要があります。

次に大切なものは毛の密度です。

歯ブラシは毛先を使って歯の表面を擦るため毛束の量がしっかりある方が効率よく歯垢が落ちます。

スカスカなものを選んでしまうと、効果よく歯磨きができないため注意が必要です。

そして、毛の硬さです。

固すぎてもいけないし柔らかすぎてもいけません。

歯周ポケットまで磨くことが大事なので、あんまり硬いとポケットに毛先が入りません。

無理に入れようとすると歯茎から出血してしまう可能性があります。

逆に柔らかすぎると今度は歯垢が落ちなくなってしまいます。

適度な硬さのものを選びましょう。

注意が必要な歯ブラシ

注意が必要な歯ブラシ

毛が密に生えている歯ブラシは最近人気がありペットショップや通販でも見かけます。

先端は柔らかく当たりも良いですが、毛が密過ぎて隙間が全くないのには注意です。

一般的な歯ブラシで毛と毛の間がちゃんと見えているのは、通気性を良くして細菌の繁殖を抑えるためという意味もあるのです。

つまり、毛が密な歯ブラシを使う場合は消毒などをしっかりとし、細菌が繁殖しないように十分な対応をしないといけません。

注意が必要な歯ブラシ

360度の歯ブラシは磨通常の歯ブラシと形態的に大きく異なるため、磨き方を十分に気を付けていても磨き残しがでてしまいます。

特に歯周病ケアで大切な歯周ポケットに毛先が届きにくいと考えます。

特殊な形状なためよく見えてしまうかもしれません。

しかし、通常の歯ブラシの形状の方が汎用性が高く安心感があります。

その他の歯ブラシ

歯周ポケットに届きやすい先細りの超極細毛(テーパー毛)の歯ブラシもあります。

歯周病治療後に深いポケットが残っているような、今後歯周病リスクが高い歯に使用する事も推奨されています。

タフトブラシ(清掃補助用具)は部分的に磨く歯ブラシで、ヘッドが小さいです。

タフトブラシは通常の歯ブラシでは毛先が届きにくい歯と歯の間(歯間)を磨いたり、1本1本の歯に当てて磨くことが出来るので猫ちゃんや小さな歯を持っている超小型犬などにおすすめです。

タフトブラシ

まとめ

まずはどの部分にも磨けるベースになる歯ブラシを1本用意しましょう。

場合によっては人のように歯ブラシをいくつか用意して、仕上げはこの歯ブラシ、ポケットが深いところはこの歯ブラシなど場所で歯ブラシ選んで使うことも大切です。

歯ブラシの選び方がわからなかったり迷ったら、歯科の知識のある獣医さんに相談して、その子にあった歯ブラシを選ぶことがとても大切です。

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