杉並区

口腔・顔面の病気辞典

犬猫の口腔内腫瘍

腫瘍ができやすい場所の第4位が口の中 当院では歯科、口腔内の診察を専門的に行っているため、「口腔内腫瘍」を診断、治療する事が多くあります。 口腔内腫瘍は稀なものではなく部位別に見ると4番目に多い腫瘍です。 腫瘍が発生しやすい部位の順番は、1...
再生治療

再生治療 上顎切歯(前歯)

犬 トイプードル 7歳 避妊雌 主訴 約一年前から口臭がするようになったという主訴で来院されました。 所見 口腔内の状況を確認したところ、全体的には少し歯石がついている程度でそれほど歯周病の進行は認められませんでした。 しかし、上顎の前歯は...
症例紹介・犬

犬 両側下顎骨骨折

ソファーから飛び降りたときに着地に失敗したのか、急に痛そうにしていたため、全身麻酔を2回にかけて骨折治療および歯周病治療をさせていただきました。
口腔・顔面の病気辞典

口の中のメラノーマ(悪性黒色腫)

メラノーマ(悪性黒色腫)とは? メラノーマ(悪性黒色腫)は、色素(メラニン)をつくる細胞であるメラノサイトが癌化した腫瘍です。 ”黒色腫”の名前の通り、黒色や茶色の腫瘍が多いですが、まれに薄ピンクのものもあります。 悪性腫瘍をメラノーマ、良...
様々な検査と治療方法

犬猫の歯周組織再生治療の適応と治療成績について

どの様な歯の状況でも再生治療が可能という事ではなく、むしろ適用範囲は限られており口腔内の状態がとても重要です。
無麻酔歯石除去

無麻酔歯石除去で逮捕

獣医師以外が行う無麻酔歯石除去は違法? 2024年6月にこのような事件が発生しました。 獣医師でないのに犬の歯石を専用器具で除去したとして、京都府警は11日、ドッグカフェの女性経営者(51)を獣医師法違反の疑いで書類送検した。「犯罪行為だと...
口腔内腫瘍

右上顎 メラノーマ(悪性黒色腫)

犬 ミニチュアダックスフンド 15歳 避妊雌 主訴 ・口を痛そうにして・鼻汁、くしゃみが多いいる・4年前に歯科治療をしたがその後自然と歯が抜けた・3年前頃から口を気にする という主訴で当院に来院されました。 所見 口腔内は重度の歯周病を罹患...
症例紹介・犬

鼻腔内腺癌(鼻腺癌)

1か月前から1日数回鼻血が出るようになり、歯周病が原因じゃないかという事で往診専門の獣医師よりご紹介いただきました。
症例紹介・犬

片側下顎骨骨折

犬 シーズー 3歳 6kg 主訴 トリミング中に台から落下したことをトリマーさんから報告されたが、その場では問題なかったため帰宅。 自宅に戻ってからずっとペロペロして口を気して、口を触ると痛がり、ご飯も食べないということで来院されました。 ...
症例紹介・犬

犬の再生治療 歯肉欠損

犬 ミニチュアダックスフンド 9歳 去勢雄 主訴 ・無料の歯科検診で以前歯周病を指摘された・鼻汁や歯磨き後にくしゃみがでる・なるべく歯を残したい とのことで当院に来院されました。 所見 ・上顎切歯の歯肉の退行が見られたが、動揺はない・歯周病...
骨折

猫 下顎骨骨折 

ミックス猫 2歳11か月  主訴 1か月前頃に右下顎の口唇粘膜に白いできものができ、かかりつけの病院を受診されました。その際に抗生剤と消炎剤を処方されて治療していましたが、改善が見られなかったので当院をご紹介いただき来院されました。 所見 ...
症例紹介・犬

高分化型線維肉腫 

3歳10か月 MIX犬18Kg 去勢雄 主訴 約3か月前に歯ぐきが赤く腫れてきたため、かかりつけの動物病院でCT検査、病理検査を実施されました。その際の病理検査結果は、歯肉過形成という診断でした。 慢性歯肉炎として、抗生剤や消炎剤内服、ステ...
症例紹介・犬

脂肪肉腫

犬 チワワ 12歳9か月 去勢雄 主訴 当院かかりつけの患者様で3週間前からご飯を食べるスピードが落ちているのが気になるということで来院されました。 所見 診察の際、口腔内を観察して舌を触診したところ舌根部に舌内腫瘤が認められました。 頚部...
症例紹介・犬

犬の悪性腫瘍 唾液腺癌 

12歳3か月 避妊雌 コーギー 16.2㎏ 主訴 首にしこりができているという事で来院されました。 所見 触診で左顎の唾液腺が腫れていることが確認されました。 腫れていたできものに針を刺して行った細胞診の結果から腫瘍を疑う所見が得られ、エコ...
骨折

下顎骨骨折(切断のケース)

犬 トイプードル 9歳 主訴 2週間前に階段から転落し際に顎を骨折して来院しました。 所見 レントゲン検査で下あごの両側は骨折してることがわかりました。 両側とも重度歯周病を罹患していたところに、大きな衝撃がかかり骨折したと考えられます。 ...
先天性疾患

口蓋裂

犬 ワイヤーヘアードダックスフンド 6か月 主訴 口蓋裂が見られ、かかりつけの病院さまからご紹介いただきました。 所見 診察させていただき、先天性の口蓋裂と診断しました。 二次口蓋裂で硬口蓋、軟口蓋の欠損が認められました。 この時ウエットフ...
歯周病

犬の重度歯周病 

13歳 トイプードル 主訴 口の周りを触ると痛がるとのことでかかりつけの病院さまからご紹介いただき診察させていただきました。 所見 診察時に口腔内の全ての歯に対し歯石の付着が重度であること、また上あごの犬歯、その他の奥歯から排膿を認め、口内...
歯周病

若年の歯周病

左右上あごの第一、第二切歯は骨に吸収があり抜歯し、右上あごの第二後臼歯は、今後の歯磨きが非常に大変になるために抜歯しています。
症例紹介・犬

外鼻孔形成術

短頭種で症状のあるわんちゃんは、軟口蓋切除と外鼻孔形成の手術を若いうちにやる事が大切です。肥満のわんちゃんも注意が必要です。
症例紹介・犬

重度歯周病

猫 ミックス 15歳 主訴 強い口臭がするとのことで当院に来院されました。 初診時の肉眼的所見として、臼歯部での重度歯石付着、歯周ポケットから排膿を認めました。 口臭の原因として重度歯周病が疑われました。 感染症の治療とQOLの改善のため歯...
口内炎

猫 口内炎

4歳 ミックス猫 所見・手術 今口腔内を診察し、難治性口内炎と診断し、全顎抜歯の処置になりました。 経過 全顎抜歯3週間後の様子です 口の中の赤い腫れがだいぶ落ち着いて綺麗になっています。 これならご飯食べた時にも痛くありません。 治療後に...
歯周病

重度歯周病

犬 トイプードル 13歳 主訴 食欲が低下し、口の周りを気にする様子が増えたとのことで、かかりつけの病院からご紹介いただき来院されました。 診察時には口臭強く、歯ぐきがかなり下がっていたため重度の歯周病が疑われました。 細菌感染症による全身...
症例紹介・犬

腫瘍による顎骨骨折 

犬 トイプ―ドル 15歳 オス  主訴 食べ物がうまく飲み込めず、口を気にしてる、よだれが多いといことでかかりつけの病院さまからご紹介いただ来院されました。 診察時に右下のあごの腫れが重度で下あごが右側に変位していました。 レントゲンで下顎...
犬と猫の歯みがき

歯磨きシートの使い方

歯磨きグッズのなかで比較的使いやすいのが歯磨きシート。 歯ブラシを持たなくてもいいため、犬や猫の警戒心を減らすことができます。 指先の感覚で歯を触りながら擦る事で汚れを落としていきます。 工夫された歯磨きシートには歯垢を絡め取りやすく設計さ...
歯周病

猫の若年性歯周炎

猫 ミックス 1歳 主訴 犬歯、臼歯の歯肉炎を主訴として来院されました。 所見 診察時は、下あごの犬歯を除くすべての歯で重度の歯肉の炎症が認められ、下あごの切歯は歯周病によって全て抜け落ちていました。 歯科レントゲンでは下あごの第一前臼歯、...
犬と猫の歯みがき

成犬の歯磨きの仕方(慣れさせる方法)

パート1では歯磨きの姿勢など基本的な内容を書きましたが、こちらではより実践的に歯磨きに慣れさせる方法について説明したいと思います。 歯周病予防で大切なのは歯磨きを毎日の習慣にする事! 人と同じで歯磨きは毎日やらないと磨き残した歯垢が歯石にな...
犬と猫の歯みがき

犬と猫の歯磨きはなぜ必要?

犬と猫の歯磨きはなぜ必要? 普段診察していると下のような質問をされる事があります。 ・昔は歯磨きなんてしてなかったのに必要なの?・犬猫だし口臭があって当然でしょ?・ご飯も食べれてるし痛くないよね? 飼い主さまが犬や猫と同じ状況になった事を想...
犬と猫の歯みがき

歯磨きジェルの成分による違い

歯磨きジェルの成分による違い 歯周病に効果があり、犬や猫が飲み込んでも安全性が高い成分は限られています。 なので、ジェルを選ぶ際にはどういう目的で作られたジェルなのか、成分名を見て何が入っているのかを確認する事が大切です。 特に、犬や猫では...
症例紹介・犬

猫のクリーニング

ついた歯石をそのままにしておくと、歯肉は炎症を起こし、顔が腫れてしまったり、中には歯の根っこが溶けて歯が勝手に抜けてしまう事もあります。 歯に痛みが出ると元気や食欲が低下する猫ちゃんもいます。 猫は犬に比べて口を触られるのが苦手なので、歯科...
犬と猫の歯みがき

おすすめの歯磨きジェルは?

おすすめはどんなもの? 歯磨きジェル、デンタルジェルと言われるものは数多く存在します。 その中でちゃんと効果があるものを選ぶことはとても難しいと思います。 ネットでの口コミが良いから、広告が派手で効果が高そうだから、ペットショップや動物病院...
無麻酔歯石除去

無麻酔歯石除去④

無麻酔歯石除去①②③をお読みの上こちらをご覧ください。 無麻酔歯石除去とは?①  無麻酔歯石除去の実際②  無麻酔歯石除去のリスク③ 以前に無麻酔歯石除去の経験があり、その後当院で歯科処置をした症例をご紹介します。 それぞれの特徴 症例① ...
口腔・顔面の病気辞典

口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろう)

口腔鼻腔ろうとは上あごの歯に重度の歯周病がおこり歯周ポケット内の細菌が鼻の中まで入り込んでくしゃみや鼻から膿が出るような感染症に進行した状態を指します。 この病気は小型犬の中でも特にミニチュアダックスやイタリアングレーハウンドに多く認められ...
口腔・顔面の病気辞典

軟口蓋過長症

軟口蓋とは? 軟口蓋(なんこうがい)とは、口腔の上側の硬い天井部分以降の、奥に続く柔らかい部分です。 その軟口蓋が、正常よりも長いことを、軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)といいます。 軟口蓋が長いと、空気の通り道を狭くして、呼吸に...
無麻酔歯石除去

無麻酔歯石除去のリスク③

①と②を先にお読みください。 無麻酔歯石除去とは?①  無麻酔歯石除去の実際② 無麻酔歯石除去に伴う事故 無麻酔歯石除去によるトラブルも多くあります。 その中でも訴訟に発展するケースは稀でほとんどが飼い主の泣き寝入りになっているのが現状です...
歯周病

犬のクリーニング

当院では多く抜歯をしなければならない重度の歯周病のわんちゃんもいれば 抜歯なしでクリーニングのみのわんちゃんもいます。 今回は当院クリーニングをした2症例を紹介いたします。 ① 5歳 トイプードル  主訴 最近口臭が気になり、口の中を見た所...
犬と猫の歯みがき

歯ブラシの選び方

歯ブラシを選ぶときのポイント まずは、歯ブラシのヘッドの大きさです。 ヘッドの大きさが小さい方が細かいところを丁寧に磨けます。 例えばヘッドが大きいと頬っぺたも邪魔して奥の方まで届きませんし、下の歯の裏側を磨くときにもヘッドが大きいと舌が邪...
症例紹介・犬

猫の歯周病 

当院は犬はもちろんのこと猫ちゃんの歯科治療の症例も多くあります。 この記事では猫ちゃんで比較的よく遭遇するお口の異常に対して行った治療をご紹介します。 猫も犬も歯石が沢山付いていて歯肉の炎症が強いような症例では特に全身麻酔をかけての治療とな...
無麻酔歯石除去

無麻酔歯石除去とは?①

これはあくまでも動物の歯科医療の理想を追求している者の個人的な見解になります。 ご了承の上お読みください。 ご覧になっている方も僕も犬猫が大好きでより良い生活をさせてあげたいという気持ちは一緒だからこそ無麻酔歯石除去について考え悩んでいるの...
犬と猫の歯みがき

成犬の歯磨き6 レベルアップの守るべきルール

歯磨きの心構え 犬には歯磨きの仕方を教えるのではなく歯磨きをしている間は大人しくしていてもらう事を伝える工夫をしましょう。 そして、歯磨きをしている間大人しくしてくれている時には協力してくれてありがとうという気持ちで優しく接することが大切で...
犬と猫の歯みがき

成犬の歯磨き5 ~オスワリ・マテ編~

仰向けが難しい子にはこの方法が良いかもしれません。 この歯磨きのメリットは食事の時など普段から行っているコマンドを強化することでできるため比較的行いやすいことです。 しかし、頭を固定するのが難しいため体や顔をそむけてしまうなどやりにくい事が...
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