歯周病 猫のクリーニング ついた歯石をそのままにしておくと、歯肉は炎症を起こし、顔が腫れてしまったり、中には歯の根っこが溶けて歯が勝手に抜けてしまう事もあります。 歯に痛みが出ると元気や食欲が低下する猫ちゃんもいます。 猫は犬に比べて口を触られるのが苦手なので、歯科... 歯周病症例紹介・犬
症例紹介・犬 攻撃行動予防の歯科処置② かかりつけの病院さまよりご紹介いただきました症例です。 4歳 オス ペルシャ猫 主訴 飼い主さまへの咬傷回避の為の犬歯抜歯の希望とのことで来院されました。 飼い主さまが酷く咬まれて顔や手足から流血するほどの外傷を負ってしまうため、犬歯を抜歯... 症例紹介・犬
犬と猫の歯みがき おすすめの歯磨きジェルは? おすすめはどんなもの? 歯磨きジェル、デンタルジェルと言われるものは数多く存在します。 その中でちゃんと効果があるものを選ぶことはとても難しいと思います。 ネットでの口コミが良いから、広告が派手で効果が高そうだから、ペットショップや動物病院... 犬と猫の歯みがき
症例紹介・犬 攻撃行動予防の歯科処置① かかりつけの病院様からご紹介いただきました症例です。 4歳 オス ラグドール 家族への攻撃行動を示してしまうため、まずは咬まれたときに問題になる、犬歯及び切歯の全抜歯をご提案させていただき、後日全身麻酔下で歯科処置を行うことになりました。 ... 症例紹介・犬
無麻酔歯石除去 無麻酔歯石除去④ 無麻酔歯石除去①②③をお読みの上こちらをご覧ください。 無麻酔歯石除去とは?① 無麻酔歯石除去の実際② 無麻酔歯石除去のリスク③ 以前に無麻酔歯石除去の経験があり、その後当院で歯科処置をした症例をご紹介します。 それぞれの特徴 症例① ... 無麻酔歯石除去
症例紹介・犬 犬の歯列矯正 7カ月 ミニチュアシュナウザー 主訴 まだ乳歯も残っているような状況でかかりつけ様からご紹介いただきました。 所見 左の上あごの犬歯が正常な位置から前に移動している状態でした。 いわゆる不正咬合と言われ歯並びが悪い状態になります。 この状況... 症例紹介・犬先天性疾患
口腔・顔面の病気辞典 口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろう) 口腔鼻腔ろうとは上あごの歯に重度の歯周病がおこり歯周ポケット内の細菌が鼻の中まで入り込んでくしゃみや鼻から膿が出るような感染症に進行した状態を指します。 この病気は小型犬の中でも特にミニチュアダックスやイタリアングレーハウンドに多く認められ... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 エプリス 口腔内にできる良性腫瘍の一種で、わんちゃんでは多くみられます。 どの犬種でも起こり得ますが、シニア犬で多く認められます。 エプリスは歯根を支える歯周靭帯から発生します。見た目は正常な歯肉が一部盛り上がって塊を形成しているように見えます。エプ... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 軟口蓋過長症 軟口蓋とは? 軟口蓋(なんこうがい)とは、口腔の上側の硬い天井部分以降の、奥に続く柔らかい部分です。 その軟口蓋が、正常よりも長いことを、軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)といいます。 軟口蓋が長いと、空気の通り道を狭くして、呼吸に... 口腔・顔面の病気辞典
無麻酔歯石除去 無麻酔歯石除去のリスク③ ①と②を先にお読みください。 無麻酔歯石除去とは?① 無麻酔歯石除去の実際② 無麻酔歯石除去に伴う事故 無麻酔歯石除去によるトラブルも多くあります。 その中でも訴訟に発展するケースは稀でほとんどが飼い主の泣き寝入りになっているのが現状です... 無麻酔歯石除去
歯周病 犬のクリーニング 当院では多く抜歯をしなければならない重度の歯周病のわんちゃんもいれば 抜歯なしでクリーニングのみのわんちゃんもいます。 今回は当院クリーニングをした2症例を紹介いたします。 ① 5歳 トイプードル 主訴 最近口臭が気になり、口の中を見た所... 歯周病症例紹介・犬
犬と猫の歯みがき 歯ブラシの選び方 歯ブラシを選ぶときのポイント まずは、歯ブラシのヘッドの大きさです。 ヘッドの大きさが小さい方が細かいところを丁寧に磨けます。 例えばヘッドが大きいと頬っぺたも邪魔して奥の方まで届きませんし、下の歯の裏側を磨くときにもヘッドが大きいと舌が邪... 犬と猫の歯みがき
口腔・顔面の病気辞典 挺出(ていしゅつ) 高齢の猫では歯が挺出して口が閉じれなくなってしまうことがあります。 この疾患は犬で見られることはなく、性別や品種は関係なく猫だけに認められます。 上顎犬歯に多く、下顎犬歯にも認められることがあります。 猫の犬歯が慢性歯周炎に罹患すると歯の挺... 口腔・顔面の病気辞典
歯周病 猫の歯周病 当院は犬はもちろんのこと猫ちゃんの歯科治療の症例も多くあります。 この記事では猫ちゃんで比較的よく遭遇するお口の異常に対して行った治療をご紹介します。 猫も犬も歯石が沢山付いていて歯肉の炎症が強いような症例では特に全身麻酔をかけての治療とな... 歯周病症例紹介・犬
口腔・顔面の病気辞典 眼窩下膿瘍(がんかかのうよう) 歯の根っこに膿(うみ)が溜まって目の下が腫れる病気です。 上の奥歯(特に第4前臼歯)に重度の歯周病が進行し根っこの方まで細菌感染が広がった場合と歯が折れて中の歯髄から根っこの方まで細菌感染が進行した場合のどちらかが原因となります。 小型犬で... 口腔・顔面の病気辞典
無麻酔歯石除去 無麻酔歯石除去の実際② 無麻酔歯石除去①からお読みください。 無麻酔歯石除去とは?① 実際の様子 インターネットで「無麻酔 歯石除去 犬」と調べてみていただくと沢山の動画が出てきます。 以下、検索結果↓ 無麻酔 歯石除去 犬 - Google 検索 実際に行ってい... 無麻酔歯石除去
無麻酔歯石除去 無麻酔歯石除去とは?① これはあくまでも動物の歯科医療の理想を追求している者の個人的な見解になります。 ご了承の上お読みください。 ご覧になっている方も僕も犬猫が大好きでより良い生活をさせてあげたいという気持ちは一緒だからこそ無麻酔歯石除去について考え悩んでいるの... 無麻酔歯石除去
犬と猫の歯みがき 成犬の歯磨き6 レベルアップの守るべきルール 歯磨きの心構え 犬には歯磨きの仕方を教えるのではなく歯磨きをしている間は大人しくしていてもらう事を伝える工夫をしましょう。 そして、歯磨きをしている間大人しくしてくれている時には協力してくれてありがとうという気持ちで優しく接することが大切で... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき 成犬の歯磨き5 ~オスワリ・マテ編~ 仰向けが難しい子にはこの方法が良いかもしれません。 この歯磨きのメリットは食事の時など普段から行っているコマンドを強化することでできるため比較的行いやすいことです。 しかし、頭を固定するのが難しいため体や顔をそむけてしまうなどやりにくい事が... 犬と猫の歯みがき
口腔・顔面の病気辞典 口腔内腫瘍症例写真(犬) 犬の実際の口腔内腫瘍症例写真がこちらになります。 〇悪性メラノーマ 〇扁平上皮癌 〇線維肉腫 〇棘細胞性エナメル上皮腫 〇歯原性線維腫(エプリス) こちらも参考にしてみてください。 犬の口腔内にできる腫瘍TOP3 犬と猫にできる口の中の腫瘍... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 犬の口腔内にできる腫瘍TOP3 犬の死因第1位である“がん” その中でも口腔内腫瘍は発生部位としては4番目に多い部位であり、犬では全腫瘍の6%を占めます。 口の中のしこりが見つけるだけでなく、口臭が強い、口から出血する、ご飯やお水がうまく飲めない、食欲が低下しているといっ... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 犬の口腔内にできる悪性腫瘍 発生の多い順にメラノーマ、扁平上皮癌、そして線維肉腫となっています。 棘細胞性エナメル上皮腫は良性腫瘍に分類されますが、顎骨に浸潤することも多くあるためここでは悪性腫瘍の分類に含めています。 メラノーマ扁平上皮癌線維肉腫棘細胞性エナメル上皮... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 犬と猫にできる口の中の腫瘍(基礎知識) 腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍がある 腫瘍というのは“できもの”と呼ばれ最終的に生命の危機に陥る悪性腫瘍と命に影響を及ぼさない良性腫瘍があります。 良性腫瘍は増大スピードが遅く、周囲の組織に浸潤はせず、転移も起こしません。 しかし、悪性腫瘍はそ... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 歯周病の続発症 歯周病は口の中にいる細菌が歯を支える歯周組織に炎症を起こす細菌感染症です。 この細菌感染症が重度に進行すると下記のような病気につながります。 内歯瘻(ないしろう) 深い歯周ポケット内の膿が口腔内の粘膜から排出している状態。 口臭が強くなりま... 口腔・顔面の病気辞典
犬と猫の歯みがき 絶対に与えてはいけないオモチャとオヤツ NGなオモチャ? ペットショップやペットグッズ売り場に歯にとって良くないものが売られていることをご存知ですか? それは「硬いオモチャやオヤツ」です。 愛玩犬のプードルやシーズーが鹿の角や蹄を噛むというのは不自然だと思いませんか? 代表的なも... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき 正しいおもちゃの選び方 人間用のものではなく犬用に作られたおもちゃを与えることが大切です。 なぜなら、小さすぎるものは、遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまう可能性があり、のどや消化管に詰まると大変危険です。 犬の年齢、体の大きさに適切なサイズのおもちゃを選びまし... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき 成犬の歯磨き4 ~仰向け編~ 仰向けでの歯磨きは子供の歯磨きでも推奨されていますが、犬にとってもメリットが沢山あります。 膝の間に挟んで身体が安定しやすい 頭を身体に寄せて固定しやすい のぞき込むことでほぼ全ての歯を見ながら磨くことができる 歯ブラシに慣れさせる前に指で... 犬と猫の歯みがき
口腔・顔面の病気辞典 歯の名称と役割 犬の歯 犬では通常、永久歯が42本(乳歯28本)あります。 歯を4色に分けて説明させていただきます↓ 左右上顎に各々切歯(前歯)が3本、犬歯が1本、前臼歯(横の歯)が4本、後臼歯(奥歯)が2本存在します。 左右下顎に各々切歯が3本、犬歯1本... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 虫歯 猫では論文上、虫歯の報告はなく虫歯にならないと考えられています。 犬では虫歯の症例が稀に見られます。犬において”虫歯”になりにくい理由は以下のように考えられています。 〇歯が尖った形状をしている為、歯の表面に虫歯菌が付着しにくい 〇唾液に含... 口腔・顔面の病気辞典
犬と猫の歯みがき 成犬の歯磨き3 なぜ歯磨きは難しいのか? ”歯磨きをしたほうがいいのはわかってるけどやり方がわからない、難しい” ”嫌がるからできなかった” でも、最近は口臭も気になるし、歯周病も心配という飼い主さまも多いのではないでしょうか。 この記事ではそんな成犬を対象にした歯磨きの仕方につい... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき 成犬の歯磨き2 どんな姿勢がいい? 基礎編では成犬の歯磨きの難しさについてお話しました。 ここでお話する内容はあくまでも当院で実践しているやり方であって必ずしもどの犬にも飼い主さまにも最適な方法とは限りませんのでご了承ください。 ただ、しっかり取り組んでいただければきっとでき... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき 成犬の歯磨き1 歯ブラシの正しい使い方 歯ブラシの持ち方や力加減は? 優しく磨けるペングリップがおすすめです。 まずは、飼い主様の爪を磨くように強さや動かし方を確認しながら練習しましょう。 力加減は100~150gが目安です。 磨く強さは歯ブラシの硬さによっても多少前後しますが、... 犬と猫の歯みがき
症例紹介・犬 歯周外科治療 part4 歯周組織再生療法 歯周外科治療 part1 歯肉切除術 歯周組織再生療法 今回のテーマは引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 主な歯周外科治療方法の中で、今回は 1.歯肉切除2.歯肉剥離掻把術(FOP;Flap operation)3.歯肉... 症例紹介・犬歯周外科治療
症例紹介・犬 歯周外科治療 Part3 フラップ手術 歯肉剥離掻把術とは? 今回のテーマは引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 主な歯周外科治療方法の中で、今回は 1.歯肉切除2.歯肉剥離掻把術(FOP;Flap operation)3.歯肉弁根尖側移動術(APF;Apica... 症例紹介・犬歯周外科治療
症例紹介・犬 破折(断髄編) 歯が折れたことにいつ気付く? 破折に飼い主様が気付くタイミングは、 ・さっきおもちゃで遊んでいたら欠けた・おもちゃを噛んでいて嫌な音がした・口をぶつけて歯の欠片が落ちた・毎日歯磨きをしているのですぐに異常に気付いた などと、受傷後すぐに気づ... 症例紹介・犬破折
口腔・顔面の病気辞典 口内炎(こうないえん) 口内炎とは 猫の口内炎は現在、「歯肉口内炎」や「尾側口内炎」(Feline Gingivostomatisis)と定義される猫特有の病気であり、QOLを著しく低下させる代表的な疾患です。 この疾患は歯周病で起こる歯肉や歯槽粘膜の炎症に留まら... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 乳歯遺残(にゅうしいざん) 乳歯遺残とは 乳歯遺残とは生後7ヶ月を過ぎても乳歯が抜けずに残った状態をいいます。ただし、生え変わりの時期には個体差があるため、診断するためには切歯、犬歯、臼歯(奥歯)すべての歯の状況を見て、総合的に評価する必要があります。 乳歯遺残の中で... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 歯が折れてしまったら? 折れやすい歯は? 犬や猫の歯が折れることを破折といいます。 犬の破折 猫の破折 折れるのは主に上あごの第四前臼歯(奥歯)、犬歯ですが、稀に下あごの第一後臼歯(奥歯)が折れる事もあります。 第四前臼歯は裂肉歯と言って肉食動物である犬が仕留めた... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 猫の破折(はせつ) 原因 猫と犬では折れやすい歯に違いがあります。 猫は走り回ったり高所から落下したり、交通事故で顔面をぶつけた時に歯を折ってしまう事が多く、通常は犬歯が折れます。元気で走り回っている比較的若い年齢の子に多く見られます。 特に犬歯が折れやすいの... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 犬の破折(はせつ) 原因 犬は硬いものを奥歯で噛むことで歯が折れます。 稀に、大型犬では石を中に入れた物や間違って石を投げてそれを口でキャッチして犬歯が折れたり、金属のケージを噛んで犬歯が削れて折れる事もあります。 折れるのは主に上あごの第四前臼歯です。 症状... 口腔・顔面の病気辞典