口腔・顔面の病気辞典 猫の口内炎について【歯科・口腔外科専門獣医師が解説】 猫の口内炎とは? 猫の口内炎は現在、「歯肉口内炎」や「尾側口内炎」(Feline Gingivostomatisis)と定義される猫特有の病気であり、QOLを著しく低下させる代表的な疾患です。 治りにくい疾患であることから「難治性口内炎」と... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 犬の虫歯について【歯科専門獣医師が解説】 虫歯って何? 人のむし歯と同様、主にミュータンス菌(Streptococcus mutans;ストレプトコッカス・ミュータンス) と言われる虫歯菌が歯の表面に付着して糖を栄養にして、酸を産生する事で歯を溶かし穴が開いた状態の事を言います。 ... 口腔・顔面の病気辞典
口腔・顔面の病気辞典 猫の歯周病について【歯科専門獣医師が解説】 お口のトラブルナンバー1は歯周病 犬だけではなく猫にも歯周病はよく見られます。猫の口腔内疾患で最も多くみられるのは歯周病です。 ただ、犬と異なり単純な歯周病ではなく口内炎や吸収病巣といった他の疾患と併発している事が多くありますし、年齢が若く... 口腔・顔面の病気辞典
破折 歯が折れた!奥歯の破折 犬 フレンチブルドック 9歳 主訴 ドライフードを食べたがらない、右上の奥歯が折れたという主訴で診察しました。 所見 診察時口の中を見てみると右上あごの第四前臼歯が縦に深く歯が折れていました。 神経(歯髄)に炎症を起こし疼痛を伴っている可能... 破折症例紹介・犬
犬と猫の歯みがき 歯磨きシートの使い方【歯科専門獣医師が解説】 歯磨きグッズのなかで比較的使いやすいのが歯磨きシートです。 歯ブラシを持たなくてもいいため、犬や猫の警戒心を減らすことができます。 指先の感覚で歯を触りながら擦る事で汚れを落としていきます。 工夫された歯磨きシートには歯垢を絡め取りやすく設... 犬と猫の歯みがき
歯周病 1歳でも歯周病?猫の若年性歯周炎 猫 ミックス 1歳 主訴 犬歯、臼歯(奥歯)の歯周炎を主訴として来院されました。 所見 診察時は、下あごの犬歯を除くすべての歯で重度の歯茎の炎症が認められ、下あごの切歯(前歯)は歯周病によって全て抜け落ちていました。 歯科レントゲンでは下あ... 歯周病症例紹介・犬
犬と猫の歯みがき 歯磨きの仕方【慣れさせる方法】 パート1では歯ブラシの使い方など基本的な内容を書きましたが、こちらではより実践的に歯磨きに慣れさせる方法について説明したいと思います。 歯周病予防で大切なのは歯磨きを毎日の習慣にする事! 人と同じで歯磨きは毎日やらないと磨き残した歯垢が歯石... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき 犬と猫の歯磨きはなぜ必要? 犬と猫の歯磨きはなぜ必要? 普段診察していると下のような質問をされる事があります。 ・昔は歯磨きなんてしてなかったのに必要なの?・犬猫だし口臭があって当然でしょ?・ご飯も食べれてるし痛くないよね? 飼い主さまが犬や猫と同じ状況になった事を想... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき 犬猫の歯磨きジェルの成分による違いはあるの? 歯磨きジェルの成分による違い 歯周病に効果があり、犬や猫が飲み込んでも安全性が高い成分は限られています。 まず、ジェルを選ぶ際にはどういう目的で作られたジェルなのか、成分名を見て何が入っているのかを確認する事が大切です。 特に、犬や猫では口... 犬と猫の歯みがき
症例紹介・犬 歯肉炎?猫のクリーニング治療 ついた歯石をそのままにしておくと、歯肉は炎症を起こし、顔が腫れてしまったり、中には歯の根っこが溶けて歯が勝手に抜けてしまう事もあります。 歯に痛みが出ると元気や食欲が低下する猫ちゃんもいます。 猫は犬に比べて口を触られるのが苦手なので、猫の... 症例紹介・犬歯周病
犬と猫の歯みがき 正しい歯磨きジェルの選び方 おすすめはどんなもの? 歯磨きジェル、デンタルジェルと言われるものは数多く存在します。 その中でちゃんと効果があるものを選ぶことはとても難しいと思います。 ネットでの口コミが良いから、広告が派手で効果が高そうだから、ペットショップや動物病院... 犬と猫の歯みがき
無麻酔歯石除去 無麻酔歯石除去④ こちらを先にお読みください💡 無麻酔歯石除去とは?① 無麻酔歯石除去の実際② 無麻酔歯石除去のリスク③ 以前に無麻酔歯石除去の経験があり、その後当院で歯科処置をした症例をご紹介します。 それぞれの特徴 症例① 表面の歯石を除去している... 無麻酔歯石除去
口腔・顔面の病気辞典 口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろう) 口腔鼻腔瘻(こうくうびくうろう)とは? 口腔鼻腔ろうとは上あごの歯に重度の歯周病がおこり歯周ポケット内の細菌が鼻の中まで入り込んでくしゃみや鼻から膿が出るような感染症に進行した状態を指します。 この病気は小型犬の中に多くみられます。 特にミ... 口腔・顔面の病気辞典
無麻酔歯石除去 無麻酔歯石除去のリスク③ ①と②を先にお読みください。 無麻酔歯石除去とは?① 無麻酔歯石除去の実際② 無麻酔歯石除去に伴う事故 無麻酔歯石除去によるトラブルも多くあります。 その中でも訴訟に発展するケースは稀でほとんどが飼い主の泣き寝入りになっているのが現状です... 無麻酔歯石除去
犬と猫の歯みがき 自宅で歯磨き!歯ブラシの選び方 犬猫用歯ブラシと言っても、大きさ、毛の密度、形状など様々なものがあります。 その中でもどのような目的で作られているのかを理解して選ぶことが大切です! 歯ブラシを選ぶときのポイント まずは、歯ブラシのヘッドの大きさです。 ヘッドの大きさが小さ... 犬と猫の歯みがき
無麻酔歯石除去 危険!無麻酔歯石除去とはどんな処置? 無麻酔歯石除去とは? 人が歯医者さんで歯石を取ったり歯周病治療をする事が当然です。 犬猫も動物病院で同様の処置を行う事が一般的です。 ただ、人と異なり自分の意志で口を開けて大人しくしていることが難しいです。 犬猫では安全かつ確実に処置を行う... 無麻酔歯石除去
犬と猫の歯みがき レベルアップの守るべきルール 成犬の歯磨き6 歯磨きの心構え 犬には歯磨きの仕方を教えるのではなく歯磨きをしている間は大人しくしていてもらう事を伝える工夫をしましょう。 そして、歯磨きをしている間大人しくしてくれている時には協力してくれてありがとうという気持ちで優しく接することが大切で... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき お座り・待て編 成犬の歯磨き5 仰向けが難しい子にはこの方法が良いかもしれません。 この歯磨きのメリットは食事の時など普段から行っているお座り・待てを強化することでできるため比較的行いやすいことです。 しかし、頭を固定するのが難しいため体や顔をそむけてしまうなどやりにくい... 犬と猫の歯みがき
口腔・顔面の病気辞典 歯周病の続発症【歯科専門獣医師が解説】 歯周病の続発症とは? 歯周病は口の中にいる細菌が歯を支える歯周組織に炎症を起こす細菌感染症です。 この細菌感染症が重度に進行すると下記のような病気につながります。 内歯瘻(ないしろう) 深い歯周ポケット内の膿が口腔内の粘膜から排出している状... 口腔・顔面の病気辞典
犬と猫の歯みがき 絶対に与えてはいけないオモチャとオヤツ NGなオモチャ? ペットショップやペットグッズ売り場に歯にとって良くないものが売られていることをご存知ですか? それは「硬いオモチャやオヤツ」です。 愛玩犬のプードルやシーズーが鹿の角や蹄を噛むというのは不自然だと思いませんか? 代表的なも... 犬と猫の歯みがき
犬と猫の歯みがき 安全!正しいおもちゃの選び方 正しいおもちゃを選びましょう 人間用のものではなく犬用に作られたおもちゃを与えることが大切です。 なぜなら、小さすぎるものは、遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまう可能性があり、のどや消化管に詰まると大変危険です。 犬の年齢、体の大きさに適... 犬と猫の歯みがき