犬と猫の歯みがき

仰向け編 成犬の歯磨き4

仰向けでの歯磨きは子供の歯磨きでも推奨されていますが、犬にとってもメリットが沢山あります。 膝の間に挟んで身体が安定しやすい 頭を身体に寄せて固定しやすい のぞき込むことでほぼ全ての歯を見ながら磨くことができる 歯ブラシに慣れさせる前に指で...
口腔・顔面の病気辞典

歯の名称と役割

犬の歯の名称と役割 犬では通常、永久歯が42本(乳歯28本)あります。 歯を4色に分けて説明させていただきます↓ 左右上顎に各々切歯(前歯)が3本、犬歯が1本、前臼歯(横の歯)が4本、後臼歯(奥歯)が2本存在します。 左右下顎に各々切歯が3...
口腔・顔面の病気辞典

虫歯

猫では論文上、虫歯の報告はなく虫歯にならないと考えられています。 犬では虫歯の症例が稀に見られます。犬において”虫歯”になりにくい理由は以下のように考えられています。 〇歯が尖った形状をしている為、歯の表面に虫歯菌が付着しにくい 〇唾液に含...
犬と猫の歯みがき

なぜ歯磨きは難しいのか? 成犬の歯磨き2

”歯磨きをしたほうがいいのはわかってるけどやり方がわからない、難しい” ”嫌がるからできなかった” でも、最近は口臭も気になるし、歯周病も心配という飼い主さまも多いのではないでしょうか。 この記事ではそんな成犬を対象にした歯磨きの仕方につい...
犬と猫の歯みがき

歯磨きの正しい姿勢 成犬の歯磨き3

基礎編では成犬の歯磨きの難しさについてお話しました。 ここでお話する内容はあくまでも当院で実践しているやり方であって必ずしもどの犬にも飼い主さまにも最適な方法とは限りませんのでご了承ください。 ただ、しっかり取り組んでいただければきっとでき...
犬と猫の歯みがき

歯ブラシの正しい使い方 成犬の歯磨き1

私たち人が毎日歯磨きをするように、犬にも歯磨きは必要です。 しかし、歯磨きが必要と言われたけれど何からやればいいのか分からない、頻度は?いつから?などの疑問に1つ1つ答えていきます。 歯磨きの必要性については下記の記事をご覧ください。 今回...
症例紹介・犬

歯周組織再生療法 歯周外科治療part4

歯周外科治療 part1 歯肉切除術 歯周組織再生療法 今回のテーマは引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 主な歯周外科治療方法の中で、今回は 1.歯肉切除2.歯肉剥離掻把術(FOP;Flap operation)3.歯肉...
症例紹介・犬

フラップ手術 歯周外科治療Part3 

フラップ手術(歯肉剥離掻把術)とは? 今回のテーマは引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 主な歯周外科治療方法の中で、今回は 1.歯肉切除2.歯肉剥離掻把術(FOP;Flap operation)3.歯肉弁根尖側移動術(A...
破折

破折(断髄)

歯が折れたことにいつ気付く? 破折に飼い主様が気付くタイミングは、 ・さっきおもちゃで遊んでいたら欠けた・おもちゃを噛んでいて嫌な音がした・口をぶつけて歯の欠片が落ちた・毎日歯磨きをしているのですぐに異常に気付いた などと、受傷後すぐに気づ...
口腔・顔面の病気辞典

口内炎(こうないえん)

口内炎(こうないえん)とは 猫の口内炎は現在、「歯肉口内炎」や「尾側口内炎」(Feline Gingivostomatisis)と定義される猫特有の病気であり、QOLを著しく低下させる代表的な疾患です。 この疾患は歯周病で起こる歯肉や歯槽粘...
口腔・顔面の病気辞典

乳歯遺残(にゅうしいざん)

乳歯遺残(にゅうしいざん)とは 乳歯遺残とは生後7ヶ月を過ぎても乳歯が抜けずに残った状態をいいます。ただし、生え変わりの時期には個体差があるため、診断するためには切歯、犬歯、臼歯(奥歯)すべての歯の状況を見て、総合的に評価する必要があります...
口腔・顔面の病気辞典

歯が折れてしまったら?

折れやすい歯は? 犬や猫の歯が折れることを破折といいます。 犬の破折 猫の破折 折れるのは主に上あごの第四前臼歯(奥歯)、犬歯ですが、稀に下あごの第一後臼歯(奥歯)が折れる事もあります。 第四前臼歯は裂肉歯と言って肉食動物である犬が仕留めた...