棘細胞性エナメル上皮腫①

症例紹介・犬
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※注意!このブログ内には手術で切除した組織の写真があります。見られる方のみお読みください!

MIX犬 4歳 

主訴
棘細胞性エナメル上皮腫 犬 

1週間前から口の中がただれているとことで来院されました。

右上顎犬歯と臼歯の間にできものを確認。

できものは臼歯を後ろに変位させているため腫瘍の可能性が高いと考えられます。

検査

組織検査で確定診断をします。

診断は棘細胞性エナメル上皮腫(キョクサイボウセイエナメルジョウヒシュ)

治療

この腫瘍は周囲への浸潤が強く広範囲に切除しないと再発してしまう良性腫瘍です。

全身麻酔下にて右上顎の犬歯~臼歯まで含め切除しました。

切除した組織  棘細胞性エナメル上皮腫
切除した組織

手術6か月後

棘細胞性エナメル上皮腫 治療後
経過

外からの見た目の変化もなく、半年たち再発もなく健康に暮らしています。

悪性腫瘍は完全に取り切れ、完治と判断しました。

 

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