噛み合わせの確認はしましたか?
猫をお家に迎え入れたら、永久歯がしっかり生え揃う5ヵ月齢頃に、歯を観察してみましょう!
何故なら、診察していると、上の奥歯が下顎の歯肉を刺してしまっている子が多く見られます。
この猫の様に噛み合わせが深い状態を「過蓋咬合」といいます。
猫の過蓋咬合は以下のような問題を引き起こします。
・上の歯が下の歯肉に食い込み、刺激することにより、傷つき、腫れ、口内炎になります。
・痛みを伴います。
・刺激によって下の歯肉が後退し、歯周病になりやすくなります。
その為、噛み合わせを確認し、下の歯肉を刺激している上の歯を短じかく削ります。
これで、刺激をなくしてあげると2週間後には下の様になります。
これで、ストレスなく食事をとることができるようになります!
つまり、歯周病を治療する時は、
歯を一本一本見るだけではなく、噛み合わせを確認することも併せて重要です。
意外と歯周病治療って意外と奥が深いです。。。
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