原因
犬は硬いものを奥歯で噛むことで歯が折れます。
稀に、大型犬では石を中に入れた物や間違って石を投げてそれを口でキャッチして犬歯が折れたり、金属のケージを噛んで犬歯が削れて折れる事もあります。
犬の破折が多いのは上あごの第四前臼歯(奥歯)です。
症状
神経まで到達していなければ折れた衝撃で一時的に痛む程度で済みます。
しかし、露髄している場合に治療をしないと歯根に炎症が進行して持続的な痛みが出ます。
もし、治療が必要な状況を放置してしまうと痛みが続いて楽しく遊ぶ事ができなかったりご飯やおやつを噛めなくなってしまう事があります。
折れていなくても亀裂から細菌が入り込んで顔が腫れる事もあります。
治療
治療法は全身麻酔をかけて抜歯か歯内治療(歯を温存する神経の治療)のどちらかです。
抜歯の方がいい場合もありますのでこちらを参考にしてください。
予防
犬の破折がおこるのは大体硬いおやつやオモチャを与えて奥歯が折れる為、飼い主さまがそういう物を与えなければ、まず折れることはありません。
なので、何よりも硬いおもちゃやおやつを与えない事が大切です。
安全なおもちゃやおやつを与えましょう