仰向けが難しい子にはこの方法が良いかもしれません。
この歯磨きのメリットは食事の時など普段から行っているお座り・待てを強化することでできるため比較的行いやすいことです。
しかし、頭を固定するのが難しいため体や顔をそむけてしまうなどやりにくい事があるかもしれません。
また、口を開けて歯の裏側を磨くことが少し難しいデメリットもあります。
歯磨きのポイント
・なによりもお座り待てを強化する
・口回りを触っても嫌がらないように慣れさせる
・お座り・待てだと頭(身体)を固定できないため動かないようにする
・口の中、特に奥の方は暗くなってしまうため注意して歯磨きをする必要がある
その子の今の状況に合わせて無理をしないで少しずつ慣れさせながら確実にステップアップをしていけばきっと歯磨きができるようになると思います。
歯磨きをしている間大人しくしできる為には最初が肝心です。目安は2~3分です。
無理しないで少しずつ待てる時間を延ばしていくように一日複数回おやつを使って練習しましょう。
お座り・待て編
まずはお座り・待てさせましょう。
マズルを触る&唇をめくるのに慣れさせる
頭が動かないようにマズルを軽く握るようにします。
そして、そのまま指で唇をめくるようにしましょう。
上あごの犬歯は唇もめくりやすく歯ブラシを当てても嫌がりにくいため、ここから練習をスタートしましょう。
歯ブラシを犬歯に当てる
上あごの犬歯は唇もめくりやすく歯ブラシを当てても嫌がりにくいため、ここから練習を始めましょう。
まずは歯の表面を10往復してみましょう。できれば歯と歯茎の間にも毛先を向けて磨きましょう。
歯ブラシを臼歯や切歯にも当てる
歯を磨くときに一番嫌がりやすいのは切歯(前歯)です。
犬歯→臼歯(奥歯)→切歯(前歯)の順番に練習していきましょう。
口を開けて磨く
そして口を閉じたまま磨き、磨いた後はその状態で磨けなかった下の奥歯の外側や歯の裏側もできるだけ磨くようにしましょう。
ここはハードルが一気に上がりますので嫌がらないように無理は禁物です。
歯ブラシが入る程度に口を開ける事ができれば磨くことができます。
少し鼻先を天井に向けると口が開きやすくなります。
最後は「よし」と声をかけて終わりにしたら、よく褒めておやつを与えましょう。
終わるまでオスワリの状態でいなければいけない事を伝えるためには解除の合図が必要です。
愛犬のモチベーションを維持するためにおやつを上手に使いましょう。
仰向け編はこちらを参考にしてみてください★