原因
まず、猫と犬では折れやすい歯に違いがあります。
猫は走り回ったり高所から落下したり、交通事故で顔面をぶつけた時に歯を折ってしまう事が多く、通常は犬歯が折れます。
元気で走り回っている比較的若い年齢の子に猫の破折は多く見られます。
特に犬歯が折れやすいのは細くて長い形状をしているからです。
症状
犬と同様で歯が折れて中の神経まで露出してしまうと、痛みが出ます。(露髄)
通常は露髄を伴いますが、細い歯髄の為出血を確認する事がほとんどありません。
猫ではそれ以外に歯が折れたように見える吸収病巣という疾患もあり、注意が必要です。
治療
治療法は抜歯か歯内治療(歯を温存して神経の治療をする方法)のどちらかです。
レントゲン検査の結果、抜歯の方がいい場合もあります。
予防
家の中では飛び降りたときや、走り回ったりするところに滑らないようにマットを引いたりし、事故を予防しましょう。
猫の歯磨きをする習慣がなく定期的にお口の中を見ていない飼い主さまも多いのでは無いでしょうか?
そうすると歯が折れてる事に気づいていない事も多いと思います。
猫の破折に気付けるよう定期的にお口の中をチェックしましょう💡
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