口にまつわる病気

症例報告

口腔内メラノーマ(悪性黒色腫)の症例

※閲覧注意(手術の写真が出てきますご了承の上お読みください) ①8歳 ポメラニアン 口臭がする、口から出血するという主訴で来院されました。 口の中を見てみると左の下あごの歯茎にかなり大きな腫瘍が認められました。 飼...
口にまつわる病気

歯磨きジェルの使い方

歯磨きをする時に歯ブラシに歯磨きジェルを付けて磨くと考える方が多いと思いますが、、、 実はそうではありません。 それは「人の歯磨き粉」≠「犬猫の歯磨きジェル」だからです。 人は口をすすぐ事ができますが、犬猫ではそれができ...
口にまつわる病気

無麻酔歯石除去した症例④

無麻酔歯石除去①②③をお読みの上こちらをご覧ください。 以前に無麻酔歯石除去の経験があり、その後当院で歯科処置をした症例をご紹介します。 それぞれの特徴 症例①  表面の歯石を除去しているため見た目は問題な...
口にまつわる病気

犬の歯列矯正

かかりつけ様からご紹介いただきました。 まだ乳歯も残っているような状況で、歯が完全に生え変わる前のパピーになります。 7カ月 ミニチュアシュナウザー 左の上あごの犬歯が正常な位置から前に移動している状態でした。 い...
・歯周病

クリーニングのみの症例(犬)

当院では多く抜歯をしなければならない重度の歯周病のわんちゃんもいれば 抜歯なしでクリーニングのみのわんちゃんもいます。 今回は当院クリーニングをした2症例を紹介いたします。 ① 5歳 トイプードル  最近口臭が気に...
・歯周病

猫の歯周病症例

当院は犬はもちろんのこと猫ちゃんの歯科治療の症例も多くあります。 この記事では猫ちゃんで比較的よく遭遇するお口の異常に対して行った治療をご紹介します。 猫も犬も歯石が沢山付いていて歯肉の炎症が強いような症例では特に全身麻酔をか...
・歯周病

歯周病が重度になったら?

歯周病は口の中にいる細菌が歯を支える歯周組織に炎症を起こす細菌感染症です。 この細菌感染症が重度に進行すると下記のような病気につながります。 内歯瘻(ないしろう)  深い歯周ポケット内の膿が口腔内の粘膜から排出し...
口にまつわる病気

成犬の歯磨きの仕方(慣れさせる方法)

パート1では歯磨きの姿勢など基本的な内容を書きましたが、こちらではより実践的に歯磨きに慣れさせる方法について説明したいと思います。 歯周病予防で大切なのは歯磨きを毎日の習慣にする事! 人と同じで歯磨きは毎日やらないと磨き残した...
口にまつわる病気

絶対に与えてはいけないオモチャとオヤツ

NGなオモチャ? 実は、ペットショップやペットグッズ売り場には歯にとって良くないものが売られていることをご存知ですか? それは「硬いオモチャやオヤツ」です。 代表的なものを下記に挙げますが、そもそも普通に考えて、愛玩犬に...
口にまつわる病気

正しいおもちゃの選び方

人間用のものではなく犬用に作られたおもちゃを与えることが大切です。 なぜなら、小さすぎるものは、遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまう可能性があり、のどや消化管に詰まると大変危険です。 犬の年齢、体の大きさに適切なサイズのおも...
・歯周外科治療

歯周外科治療 part4 歯周組織再生療法

こちらを先にお読みいただくとわかりやすいです。 歯周組織再生療法 今回のテーマは引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 主な歯周外科治療方法の中で、今回は ...
・歯周外科治療

歯周外科治療 Part3 フラップ手術

こちらを先にお読みいただくとわかりやすいです。 歯肉剥離掻把術とは? 今回のテーマは引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 主な歯周外科治療方法の中で、今回は 1....
・破折

歯が折れてしまったら?

折れやすい歯は? 犬や猫の歯が折れることを破折といいます。 破折とは? 折れるのは主に上あごの第四前臼歯、犬歯ですが、稀に下あごの第一後臼歯が折れる事もあります。 第四前臼歯は裂肉歯と言って肉食...
口の病気辞典

歯周病

歯周病とは 歯周病は、口の中にいる細菌が繁殖する事で歯を支える歯周組織に炎症が起こっている状態です。 歯肉の炎症だけの歯肉炎と歯槽骨まで破壊が進行した歯周炎に区別されます。 下図の一番左(健康な歯肉)の絵以外を全て含めて...
・破折

歯が折れた!(Part2 断髄編)

破折とは こちらを参考にしてください。 歯が折れたことにいつ気付く? この記事では、歯が折れてすでに歯髄が感染を起こしている、もしくは感染のリスクが高い時の治療方法について説明させていただきまし...
口にまつわる病気

猫のお口の中が真っ赤!

難治性口内炎とは?こちらをご参照ください。 症例:4歳 ミックス猫 とっても痛そうなお口ですよね。猫ちゃんは我慢強いですね。 今回は難治性口内炎と診断し、全顎抜歯の処置になりました。 ...
・歯周外科治療

歯周外科治療 (Part2 歯肉弁根尖側移動術)

こちらの記事を読む前に先にお読みいただくと、わかりやすいと思います。 歯肉弁根尖側移動術ってなに? 今回のテーマは前回に引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 前回お話させて...
・歯周病

歯周外科治療 part1 歯肉切除術

歯周外科治療ってなに? 今回のテーマは歯周外科という事で少し難しい内容になります。 しかし、愛犬や愛猫の歯周病治療について考えるときにヒントになる事もあるかと思います。 まずは、下の写真をご覧ください。 OLYMP...
・歯周病

歯が短い?削れてる?

短い歯を歯科用レントゲンで見ると? 犬歯などほとんどの歯が短くなってしまっている症例をご紹介します。 診断)視診によってまず歯冠の高さが低くなっている事を確認します。 このことを咬耗(こうもう)といいます。 ...
・口腔内腫瘍

猫の口腔内腫瘍

猫ちゃんに多い扁平上皮癌とは? 猫ちゃんでも腫瘍発生部位として4番目に多く、全腫瘍の3%を占めます。 犬と異なるのは、猫ちゃんで口の中に“できもの”ができた場合、その7〜8割が扁平上皮癌と言われる悪性腫瘍だという事です。 ...
・口腔内腫瘍

犬の口腔内腫瘍 Part2メラノーマ

※注意!このブログ内には手術で切除した組織の写真があります。見られる方のみお読みください! 症例②ミニチュアダックス 17歳 主訴)他院で歯周病と診断されたが、左顎の腫れがどんどん悪化しているという事で、 セカンドオピニ...
・口腔内腫瘍

犬の口腔内腫瘍 Part1棘細胞性エナメル上皮腫

※注意!このブログ内には手術で切除した組織の写真があります。見られる方のみお読みください! 口腔内腫瘍は部位別発生頻度が第4位! 当院では歯科、口腔内の診察を専門的に行っているため、「口腔内腫瘍」を診断、治療する事が多くありま...
・乳歯遺残

乳歯が抜けなかったら?

乳歯が抜けないことを乳歯遺残(にゅうしいざん)といいます。 症例①6カ月 ミニチュアシュナウザー 乳歯が抜けず残ってしまった症例をご紹介します。 上顎と下顎の犬歯が遺残しているのがわかります。 (細...
・歯周病

歯の色が変?

変色歯とは→変色歯 こちらを参考にしてください。 症例:3歳 トイプードル 歯周病の治療の為全身麻酔をかけて治療をし、下顎の歯に変色が認められました。 歯髄疾患が疑われたため、歯のレントゲンを撮影しました。 ...
・破折

短頭種は噛み合わせに注意!

短頭種は受け口が普通?? シーズー、フレンチブルドッグ、パグなどの短頭種が受け口な場合、異常だと思いますか? ※ 受け口 = 下の前歯が上の前歯より前に出ている状態 下の写真の様に上の前歯が下の前歯に少し覆いかぶさる様に...
・歯周病

猫の過蓋咬合

噛み合わせの確認はしましたか? 猫ちゃんをお家に迎え入れたら、永久歯がしっかり生え揃う5ヵ月齢頃に、歯を観察してみましょう! 何故なら、診察していると、上の奥歯が下顎の歯肉を刺してしまっている子が多く見られます。 ...
・歯周病

30kgオーバー!大型犬の歯科治療

当院に来院されたボルゾイのグラミーちゃん、体重35kgの男の子です。 ボルゾイは体高がすごい・・そして大きい・・ 歯科治療台からはみ出てます・・ しかし、いくら大きくても治療は一緒です。ただ、歯もとても大きいです! ...
・歯周病

猫の歯周病。吸収病巣とは?

歯周病とは→歯周病 猫ちゃんの歯磨きは少なくとも子猫の頃から慣らさないととても難しく、性格によるものも大きいため、歯磨きができない、もしくは歯磨きをしていない飼い主さまがほとんどです。 症例:5歳 ミックス猫 今回の症例...
・破折

歯が折れた!(Part1 抜髄編)

犬と猫の破折は原因が違う!? 破折とは ワンちゃんもネコちゃんも歯が折れる事が比較的良くあります。 ワンちゃんは硬いものを噛んで奥歯(第4前臼歯)が折れ、ネコちゃんは落下など外傷によって上あごの犬歯が...
・歯周病

顔から膿がでたら、皮膚科?歯科?

歯周病で目の下から膿がでる? 歯周病とは? 今回のテーマは、比較的良く見かける症状でもある”目の下が腫れている”です。 これは、見た目で大体診断できます。 写真は右の頬が腫れて...
タイトルとURLをコピーしました