攻撃行動予防の歯科処置①

症例紹介・犬
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かかりつけの病院様からご紹介いただきました症例です。

4歳 オス ラグドール

主訴

日常生活でご家族への攻撃行動を示してしまうため、まずは咬まれたときに問題になる、攻撃行動予防として犬歯及び切歯(前歯)の全抜歯をご提案させていただきました。

攻撃行動予防 抜歯前
攻撃行動予防 歯科処置 猫
治療

全身麻酔下で抜歯の治療を行いました。

下あごの犬歯は癒合が激しく下顎骨骨折の可能性があるため、抜歯はせずに歯肉より上に出ている部分の歯冠切除としました。

攻撃行動予防 猫 抜歯
攻撃行動予防 抜歯後
攻撃行動予防 歯科処置 猫 抜歯

上あごの犬歯及び切歯に関しては通常通り抜歯、残った臼歯は歯石除去を行いました。

経過

2週間後の検診では術創の離開はなく、経過良好で当院での検診は終了としました。

ただし、攻撃行動は予防されても下あごの犬歯は抜歯をせずに歯根が残存しており、今後はそれがもとになって感染症を引き起こす可能性があることを飼い主様にはお伝えしています。

同じようなお悩みを抱えている方はぜひご相談ください。

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