かかりつけの病院様からご紹介いただきました症例です。
4歳 オス ラグドール
家族への攻撃行動を示してしまうため、まずは咬まれたときに問題になる、犬歯及び切歯の全抜歯をご提案させていただき、後日全身麻酔下で歯科処置を行うことになりました。
【処置内容】
下あごの犬歯は癒合が激しく下顎骨骨折の可能性があるため、抜歯はせずに歯肉より上に出ている部分の歯冠切除としました。
その他、上あごの犬歯及び切歯に関しては通常通り抜歯、残った臼歯はクリーニングを行いました。
【術後検診】
2週間後の検診では術創の離開などはなく、経過良好だったため当院での検診は終了としました。
ただし、下あごの犬歯は歯根が残存しており今後、それが感染症を引き起こす可能性があることをお伝えしています。