歯周病

症例紹介・犬

フラップ手術 歯周外科治療Part3 

フラップ手術(歯肉剥離掻把術)とは? 今回のテーマは引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 主な歯周外科治療方法の中で、今回は 1.歯肉切除2.歯肉剥離掻把術(FOP;Flap operation)3.歯肉弁根尖側移動術(A...
症例紹介・犬

破折(断髄)

歯が折れたことにいつ気付く? 破折に飼い主様が気付くタイミングは、 ・さっきおもちゃで遊んでいたら欠けた・おもちゃを噛んでいて嫌な音がした・口をぶつけて歯の欠片が落ちた・毎日歯磨きをしているのですぐに異常に気付いた などと、受傷後すぐに気づ...
口腔・顔面の病気辞典

口内炎(こうないえん)

口内炎(こうないえん)とは 猫の口内炎は現在、「歯肉口内炎」や「尾側口内炎」(Feline Gingivostomatisis)と定義される猫特有の病気であり、QOLを著しく低下させる代表的な疾患です。 この疾患は歯周病で起こる歯肉や歯槽粘...
口腔・顔面の病気辞典

猫の破折

原因 まず、猫と犬では折れやすい歯に違いがあります。 猫は走り回ったり高所から落下したり、交通事故で顔面をぶつけた時に歯を折ってしまう事が多く、通常は犬歯が折れます。元気で走り回っている比較的若い年齢の子に猫の破折は多く見られます。 特に犬...
口腔・顔面の病気辞典

犬の破折

原因 犬は硬いものを奥歯で噛むことで歯が折れます。 稀に、大型犬では石を中に入れた物や間違って石を投げてそれを口でキャッチして犬歯が折れたり、金属のケージを噛んで犬歯が削れて折れる事もあります。 犬の破折が多いのは上あごの第四前臼歯(奥歯)...
症例紹介・犬

歯肉弁根尖側移動術 歯周外科治療 Part2

歯周外科治療 part1 歯肉切除術 こちらからお読みください☝ 歯肉弁根尖側移動術ってなに? 今回のテーマは前回に引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 前回お話させていただいた主な歯周外科治療方法の中で、今回は 1.歯肉...
症例紹介・犬

歯肉切除術 歯周外科治療part1

歯周外科治療ってなに? 今回のテーマは歯周外科という事で少し難しい内容になります。 しかし、愛犬や愛猫の歯周病治療について考えるときにヒントになる事もあるかと思います。 まずは、下の写真をご覧ください。 写真を見て歯周病だとわかる方は沢山い...
症例紹介・犬

棘細胞性エナメル上皮腫①

※注意!このブログ内には手術で切除した組織の写真があります。見られる方のみお読みください! MIX犬 4歳  主訴 1週間前から口の中がただれているとことで来院されました。 右上顎犬歯と臼歯の間にできものを確認。 できものは臼歯を後ろに変位...
症例紹介・犬

乳歯が抜けない?

乳歯が抜けないことを乳歯遺残(にゅうしいざん)といいます。 症例①6カ月 ミニチュアシュナウザー 乳歯が抜けず残ってしまった症例をご紹介します。 上顎と下顎の犬歯が遺残しているのがわかります。 (細くて長いのが乳歯で上顎では左側、下顎では手...
口腔・顔面の病気辞典

猫の過蓋咬合

噛み合わせの確認はしましたか? 猫をお家に迎え入れたら、永久歯がしっかり生え揃う5ヵ月齢頃に、歯を観察してみましょう! 何故なら、診察していると、上の奥歯が下顎の歯肉を刺してしまっている子が多く見られます。 この猫の様に噛み合わせが深い状態...
症例紹介・犬

歯が折れた!破折(Part1 抜髄編)

犬と猫の破折は原因が違う!? 犬も猫も歯が折れる事が比較的良くあります。 犬は硬いものを噛んで奥歯(第4前臼歯)が折れ、猫は落下など外傷によって上あごの犬歯が折れることがほとんどです。 そして、歯が折れて中の神経まで露出してしまうと、痛みが...
口腔・顔面の病気辞典

顔から膿がでたら、皮膚科?歯科?

歯周病で目の下から膿がでる? 今回のテーマは、比較的良く見かける症状でもある”目の下が腫れている”です。 これは、見た目で大体診断できます。 写真は右の頬が腫れて膿が出た10歳のトイプードルちゃんです。 一見、皮膚に問題があるのかと思います...