症例紹介・犬

咬耗

犬歯などほとんどの歯が短くなってしまっている症例 主訴 歯が削れているという主訴で来院されました。 所見 視診によってまず歯冠の高さが低くなっている事を確認します。 このことを咬耗(こうもう)といいます。 その後、探針(エキスプローラー)と...
症例紹介・犬

猫の扁平上皮癌①

猫ちゃんのお口にできたものは犬に比べ悪性腫瘍が多く、ある程度大きくならないと症状に出にくい事などをよくご理解いただきたいと思います。
口腔・顔面の病気辞典

猫の過蓋咬合

噛み合わせの確認はしましたか? 猫をお家に迎え入れたら、永久歯がしっかり生え揃う5ヵ月齢頃に、歯を観察してみましょう! 何故なら、診察していると、上の奥歯が下顎の歯肉を刺してしまっている子が多く見られます。 この猫の様に噛み合わせが深い状態...
歯周病

猫の歯周病

5歳 ミックス猫 主訴・所見 今回の症例の猫は歯石が付いてきて歯周病が気になるということで来院されました。 黄色や茶色い歯石が全体的に歯の表面に付いているのが確認されます。 そして、歯肉が赤く腫れている事から歯周病になっている事がわかります...
症例紹介・犬

歯が折れた!破折(Part1 抜髄編)

犬と猫の破折は原因が違う!? 犬も猫も歯が折れる事が比較的良くあります。 犬は硬いものを噛んで奥歯(第4前臼歯)が折れ、猫は落下など外傷によって上あごの犬歯が折れることがほとんどです。 そして、歯が折れて中の神経まで露出してしまうと、痛みが...
口腔・顔面の病気辞典

変色歯

変色歯とは 診察していると「歯の色がおかしい」という主訴で来院されることがあります。 変色歯とは、下の写真の様な状況をいいます。 原因 歯の変色の原因は大きく分けて外因性のものと内因性のものに分ける事ができます。 犬は基本的にコーヒー、ワイ...
口腔・顔面の病気辞典

犬猫の歯周病

犬猫の歯周病とは 歯周病は、口の中の細菌が繁殖し歯を支える歯周組織に炎症が起こっている状態です。 歯肉の炎症だけの歯肉炎と歯槽骨まで破壊が進行した歯周炎に区別されます。 下図の一番左(健康な歯肉)の絵以外を全て含めて歯周病と言います。 原因...