犬と猫の歯みがき

成犬の歯磨き5 ~オスワリ・マテ編~

仰向けが難しい子にはこの方法が良いかもしれません。 この歯磨きのメリットは食事の時など普段から行っているコマンドを強化することでできるため比較的行いやすいことです。 しかし、頭を固定するのが難しいため体や顔をそむけてしまうなど...
口の病気辞典

口腔内腫瘍症例写真(犬)

犬の実際の口腔内腫瘍症例写真がこちらになります。 〇悪性メラノーマ 〇扁平上皮癌 〇線維肉腫 〇棘細胞性エナメル上皮腫 〇歯原性線維腫(エプリス) ...
口の病気辞典

犬の口腔内にできる腫瘍TOP3

犬の死因第1位であるがん。 その中でも口腔内腫瘍は発生部位としては4番目に多い部位であり、犬では全腫瘍の6%を占めます。 口の中のしこりが見つけるだけでなく、口臭が強い、口から出血する、ご飯やお水がうまく飲めない、食欲が低下し...
口の病気辞典

犬の口腔内にできる悪性腫瘍

発生の多い順にメラノーマ、扁平上皮癌、そして線維肉腫となっています。 棘細胞性エナメル上皮腫は良性腫瘍に分類されますが、顎骨に浸潤することも多くあるためここでは悪性腫瘍の分類に含めています。 メラノーマ扁平上皮癌線維肉...
口の病気辞典

犬と猫にできる口の中の腫瘍(基礎知識)

腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍がある 腫瘍というのは“できもの”と呼ばれ、最終的に生命の危機に陥る悪性腫瘍と命に影響を及ぼさない良性腫瘍があります。 良性腫瘍は増大スピードが遅く、周囲の組織に浸潤はせず、転移も起こしませんが、悪性...
・歯周病

歯周病が重度になったら?

歯周病は口の中にいる細菌が歯を支える歯周組織に炎症を起こす細菌感染症です。 この細菌感染症が重度に進行すると下記のような病気につながります。 内歯瘻(ないしろう)  深い歯周ポケット内の膿が口腔内の粘膜から排出し...
口にまつわる病気

成犬の歯磨きの仕方(慣れさせる方法)

パート1では歯磨きの姿勢など基本的な内容を書きましたが、こちらではより実践的に歯磨きに慣れさせる方法について説明したいと思います。 歯周病予防で大切なのは歯磨きを毎日の習慣にする事! 人と同じで歯磨きは毎日やらないと磨き残した...
口にまつわる病気

絶対に与えてはいけないオモチャとオヤツ

NGなオモチャ? 実は、ペットショップやペットグッズ売り場には歯にとって良くないものが売られていることをご存知ですか? それは「硬いオモチャやオヤツ」です。 代表的なものを下記に挙げますが、そもそも普通に考えて、愛玩犬に...
口にまつわる病気

正しいおもちゃの選び方

人間用のものではなく犬用に作られたおもちゃを与えることが大切です。 なぜなら、小さすぎるものは、遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまう可能性があり、のどや消化管に詰まると大変危険です。 犬の年齢、体の大きさに適切なサイズのおも...
犬と猫の歯みがき

成犬の歯磨き4 ~仰向け編~

仰向けでの歯磨きは子供の歯磨きでも推奨されていますが、犬にとってもメリットが沢山あります。 膝の間に挟んで身体が安定しやすい 頭を身体に寄せて固定しやすい のぞき込むことでほぼ全ての歯を見ながら磨くことができる ...
口の病気辞典

歯の名称と役割

犬では永久歯が42本(乳歯28本) 左右上顎に各々切歯が3本、犬歯が1本、前臼歯が4本、後臼歯が2本存在します。 左右下顎に各々切歯が3本、犬歯1本、前臼歯4本、後臼歯3本存在します。 切歯 口の中に運ん...
犬と猫の歯みがき

成犬の歯磨き3 なぜ歯磨きは難しいのか?

”歯磨きをしたほうがいいのはわかってるけどやり方がわからない” ”嫌がるからできなかった” でも、最近は口臭も気になるし、歯周病も心配という飼い主さまも多いのではないでしょうか。 この記事ではそんな成犬を対象にした歯磨き...
犬と猫の歯みがき

成犬の歯磨き2 どんな姿勢がいい?

基礎編では成犬の歯磨きの難しさについてお話しました。 ここでお話する内容はあくまでも当院で実践しているやり方であって必ずしもどの犬にも飼い主さまにも最適な方法とは限りませんのでご了承ください。 ただ、しっかり取り組んでいただけ...
犬と猫の歯みがき

成犬の歯磨き1 歯ブラシの正しい使い方

持ち方や力加減は? 優しく磨けるペングリップがおすすめです。 まずは飼い主さまの爪を磨くように当たる強さや動かし方を確認しながら練習してみましょう。 力加減は100~150gが目安です。 磨く強さは歯ブラシの硬さに...
・歯周外科治療

歯周外科治療 part4 歯周組織再生療法

こちらを先にお読みいただくとわかりやすいです。 歯周組織再生療法 今回のテーマは引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 主な歯周外科治療方法の中で、今回は ...
・歯周外科治療

歯周外科治療 Part3 フラップ手術

こちらを先にお読みいただくとわかりやすいです。 歯肉剥離掻把術とは? 今回のテーマは引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 主な歯周外科治療方法の中で、今回は 1....
犬と猫の歯みがき

犬と猫の歯磨きはなぜ必要?

犬と猫の歯磨きはなぜ必要? 普段診察していると下のような質問をされる事があります。 ・昔は歯磨きなんてしてなかったのに必要なの?・犬猫だし口臭があって当然でしょ?・ご飯も食べれてるし痛くないよね? 飼い主さまが犬や猫と同...
口の病気辞典

難治性口内炎(なんちせいこうないえん)

難治性口内炎とは 猫の難治性口内炎は現在、「歯肉口内炎」や「尾側口内炎」(Feline Gingivostomatisis)と定義される猫ちゃん特有の病気であり、QOLを著しく低下させる代表的な疾患です。 この疾患は歯周病で起...
口の病気辞典

変色歯

変色歯とは 診察していると「歯の色がおかしい」という主訴で来院されることがあります。 変色歯とは、下の写真の様な状況をいいます。 原因 歯の変色の原因は大きく分けて外因性のものと内因性のものに分ける...
口の病気辞典

咬耗(こうもう)

咬耗とは 歯が徐々に削れて歯冠(しかん)の高さが低くなってる状況を咬耗と言います。 通常は、徐々に発生する為、歯の中心にある歯髄は自らを守ろうと象牙質が形成され、歯髄が外界に露出する事(露髄)がありませんが、急速な咬耗によって...
口の病気辞典

乳歯遺残(にゅうしいざん)

乳歯遺残とは 乳歯遺残とは生後7ヶ月を過ぎても乳歯が抜けずに残った状態をいいます。ただし、生え変わりの時期には個体差があるため、診断するためには切歯、犬歯、臼歯すべての歯の状況を見て、総合的に評価する必要があります。 乳歯遺残...
・破折

歯が折れてしまったら?

折れやすい歯は? 犬や猫の歯が折れることを破折といいます。 破折とは? 折れるのは主に上あごの第四前臼歯、犬歯ですが、稀に下あごの第一後臼歯が折れる事もあります。 第四前臼歯は裂肉歯と言って肉食...
口の病気辞典

猫の破折(はせつ)

原因 猫と犬では折れやすい歯に違いがあります。 猫は走り回ったり高所から落下したり、交通事故で顔面をぶつけた時に歯を折ってしまう事が多く、通常は犬歯が折れます。元気で走り回っている比較的若い年齢の子に多く見られます。 特...
口の病気辞典

犬の破折(はせつ)

原因 犬は硬いものを奥歯で噛むことで歯が折れます。 稀に、大型犬では石を中に入れた物や間違って石を投げてそれを口でキャッチして犬歯が折れたり、金属のケージを噛んで犬歯が削れて折れる事もあります。 折れるのは主に上あごの第...
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歯周病

歯周病とは 歯周病は、口の中にいる細菌が繁殖する事で歯を支える歯周組織に炎症が起こっている状態です。 歯肉の炎症だけの歯肉炎と歯槽骨まで破壊が進行した歯周炎に区別されます。 下図の一番左(健康な歯肉)の絵以外を全て含めて...
・破折

歯が折れた!(Part2 断髄編)

破折とは こちらを参考にしてください。 歯が折れたことにいつ気付く? この記事では、歯が折れてすでに歯髄が感染を起こしている、もしくは感染のリスクが高い時の治療方法について説明させていただきまし...
口にまつわる病気

猫のお口の中が真っ赤!

難治性口内炎とは?こちらをご参照ください。 症例:4歳 ミックス猫 とっても痛そうなお口ですよね。猫ちゃんは我慢強いですね。 今回は難治性口内炎と診断し、全顎抜歯の処置になりました。 ...
・歯周外科治療

歯周外科治療 (Part2 歯肉弁根尖側移動術)

こちらの記事を読む前に先にお読みいただくと、わかりやすいと思います。 歯肉弁根尖側移動術ってなに? 今回のテーマは前回に引き続き、歯周外科治療についてお話をしたいと思います。 前回お話させて...
・歯周病

歯周外科治療 part1 歯肉切除術

歯周外科治療ってなに? 今回のテーマは歯周外科という事で少し難しい内容になります。 しかし、愛犬や愛猫の歯周病治療について考えるときにヒントになる事もあるかと思います。 まずは、下の写真をご覧ください。 OLYMP...
・歯周病

歯が短い?削れてる?

短い歯を歯科用レントゲンで見ると? 犬歯などほとんどの歯が短くなってしまっている症例をご紹介します。 診断)視診によってまず歯冠の高さが低くなっている事を確認します。 このことを咬耗(こうもう)といいます。 ...
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