①猫 エキゾチックショートヘアー 10歳
主訴
あごが腫れていること、口腔内が赤くなっていることに気付き来院されました。
鎮静下で口腔内の観察をしたところ、口腔内は広範囲に潰瘍になっており、左下のあごに扁平上皮癌が疑われました。
左下あごの歯肉にできたものと考えられるため外科手術不適用と判断しました。
その後は痛み止めを使って様子を見ていくことになりました。
②猫 スコティッシュフォールド 12歳
主訴
一ヶ月前頃から食欲が落ちてきたとのことで、他の病院に来院。
そこでは原因が分からず口腔内の問題じゃないかということで当院に来院されました。
鎮静下で口腔内を観察したところ、舌に腫瘍組織を確認しました。
左下顎リンパ節も腫れていることから、
状況的に見て舌の扁平上皮癌が疑われ、リンパ節に転移していると思われます。
この状態で外科手術は不適用と判断しました。
ご飯が食べれない状況ということでしたので、鼻にカテーテルを設置しました。
そこからご飯、水、薬を与えてもらうようにお伝えしています。
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猫の口腔内腫瘍 - 犬と猫の歯のブログ 荻窪ツイン動物病院
猫ちゃんのお口にできたものは犬に比べ悪性腫瘍が多く、ある程度大きくならないと症状に出にくい事などをよくご理解いただきたいと思います。